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内容説明
小売業にとって、万引きは貴重なお店の利益を大きく奪う深刻な問題です。本書は現場をまとめている店長のかた、働いている従業員、アルバイトのかたが、どう取り組めば万引き防止を実行できるかを具体的な事例をまじえて、わかりやすく解説したものです。著者である加藤氏の三洋堂書店では、試行錯誤の結果、ロス率を1.5%(1998年)から0.52%(2011年)まで減少させるという、非常に優れた実績をあげることに成功しました。本書に書かれている提案を、ぜひ実行してください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
4
電子書籍で購読。10年近く前の話ではあるが、書店での実践を通じて、無理なく効果的な万引き防止対策が紹介されている。データ分析によって監視カメラの死角を把握すること、万引きGメンとの情報共有の重要性、店員に協力してもらうために目標を掲げることなどが大事であることなど、具体的で参考になった。2021/05/14
読書日記
1
防犯機器の導入、費用対効果なんかは経営者レベルの話で読んでもしょうがない部分だったけど、目を見て挨拶とか、整理整頓が防犯になるというのは知ってよかった。トイレに長居すると怪しまれそうだな。報告書の例で、万引きされたマンガ本がぬら孫になってて笑えた。 2023/01/23
The World
1
町の図書館で見つけて、読みやすそうだったので借りました。万引き防止のために具体的にどう取り組めばいいかが書かれていて勉強になった。中盤の窃盗犯の店内での現行犯捕捉には、する側も気を付けるべき事柄が多く、個別店舗で行うには慎重にならないといけないと思いました。各章に分けて、店舗スタッフに読んでもらいたい項目と管理者が読むと同時に大きな会社であれば、各店を統括する本部や監査室など色々なところを巻き込んで取り組めば大きな効果が期待できる内容だと思います。まずは、明るく元気で清潔感のある店作り。2014/06/06
Naoki Shibata
0
深刻な目減り(不明ロス)の問題、それが原因でつぶれる店もある。逆に考えれば、不明ロスを減らすことは利益を増やすチャンスでもあるととらえることもできる。万引きはどこで成立するのか、防犯タグの落とし穴はどこにあるのかといった素朴な疑問を解決しつつ、万引き防止の具体的取り組みをとある書店を例に紹介している。まず、あいさつから始めよう。2012/02/07
アルミの鉄鍋
0
★3 万引き抑止のソリューションを考える為に読んだ。中々盲点が多かった。結局、声かけが1番効果的で、監視カメラも死角考えて設置しないと何の意味もないって事か。2019/01/20