内容説明
小さなまちで、男の目を引くからだを持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。静かな生活を送りたくて大きな街に引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。しかし、親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が彼女の心の殻を壊していく――。読む者の心をからめとる、あやうくて繊細でどこか気になる一人の女性の物語。『田村はまだか』に続く珠玉の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
176
★☆☆☆☆ 読み始めからしばらくは会話が無く静的に淡々と進んでいきます。話の本流がおぼろげなまま度々細い流れが現れては消えていくイメージで、話の主軸を飾り付けていくような印象を受けました。不鮮明だった進行方向が中頃になるとブツブツに切れた文章の束とオブラートで包まれたような表現ながらも、話の輪郭が若干見えてきます。後半では思いも寄らぬ展開で一気にきます。結末がまったく想像出来なかった。。人は、初めから持っている何かに抗えず、それに影響を受けながら人生という道を歩んでいってしまうのかもしれませんね。2016/12/02
ピロ麻呂
48
朝倉かすみ作品初読み☆文章表現が上手なんだけど、なんか救われない暗い話。アカリがあんなダメ男と出会ってなかったら、平凡な幸せをつかんでいたかも… まさかの刑務所行きやもんな(>_<) 2017/05/03
おさむ
32
朝倉作品7作目は、これまでとは趣が異なり、ある女性の堕落していく姿を描くものでした。今一つ、堕ちていく主人公、アカリの感情が理解出来ないまま読了。2015/06/16
ちょこまーぶる
26
主人公の女性の心理的な変化や言動が本当に細い板の上をバランスを取りながら歩いているように思えてしまったが、自分自身の読書力の低下か、男性だからか今一つ共感できないような主人公であったことは確かである。なので、「田村はまだか」の方が好きな作品です。2013/06/25
紫綺
26
単行本にて読了。2012/08/19
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