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内容説明
先行きの見えない不安な時代、心を軽くして生き抜くにはどういう心構えで行動すればよいのか? 長嶋茂雄、金本知憲らスポーツ選手や財界人など多くの著名人に支持される僧侶の人生論。京セラ名誉会長・稲盛和夫推薦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
47
苦境に陥ったとき、そんなところから一刻も早く脱したいと思うのが人情というものだろう。しかし、だからといって、一発逆転のような発想を持つのは禁物である。逆境の状態にあるときは自分の力も弱っている。そんなときに一滴の活力も無駄にはできない。活力を温存し、その先に活路を見出すのであれば一発逆転を狙うより、焦らずに一歩ずつ出口を目指した方が間違いない。冬山に登り、吹雪に遭遇したら登山者は身の安全をはかって野宿する。一刻も早く頂上へ行きたい気持ちを抑え、晴れるのを待つ。 この世に生を受けた瞬間から、四苦八苦を負う。2020/01/29
牧神の午後
1
トラキチあるいはプロ野球ファンなら毎年シーズンオフにアニキ金本や新井さんが護摩行をしているのをご存知かと思います。その住職さんの本。直接の答えが書いているわけではなく、仏教者らしく自分の中の仏様を輝かせる為の心構えなど。そりゃキレイゴトかもしれないけれど弱った心にはなかなか効きます。「もう駄目だ」じゃなく「まだ駄目だ」の前向きさ!2012/03/05
snowboy
1
素晴らしい教え。私たちは不完全であるからこそ、他人に助けられるからこそ、他人を助けるからこそ救われるのですね。近くの寺の掲示板に「苦手は成長の種、得意は幸せの種」と掲示されていて、この本の内容とシンクロしているなあと思いました。素晴らしい本であり、迷い人の道しるべとはなるのであろうが、それを自分の中に自らの経験・生き方として取り込んで、内側から変わっていけるかは自分次第ではあります。2012/02/15
masayuki hakari
0
仏教の教えはシンプルで、日本人としては日常に落とし込みやすいかなと。「自利・利他」「愛語」「自立」。まずは自分の中から。2015/01/11
かなもー
0
題名が堅いが、中身はとても優しい弘法大師の教えの自己啓発系だった。上っ面の押し付けがましい自己啓発本とはまったく違う、素晴らしい仏の教えがわかりやすく簡潔に読みやすく書かれていると思う。心に染みるようです。これは繰り返し読みたい。2014/08/22