NHK出版新書<br> ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

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NHK出版新書
ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死

  • 著者名:石井光太【著】
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • NHK出版(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140883686

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内容説明

あなたの知らないNIPPONへ、ようこそ。

異郷で亡くなったら遺体は冷凍空輸される!?
夜逃げ補償つきの結婚仲介ってどういうこと??
タイ人ホステス御用達の「美女になる油」とは!? ――――
海外のスラムや路上を数多く取材してきたノンフィクションの俊英が、在日外国人たちの知られざる生態を追って全国を駆け巡る。
そこに浮かび上がってきたのは、日本人も知らない、この国のもう一つの姿だった!
「グローバル化社会」「異文化交流」のスローガンが
取りこぼしてきたリアルな人間模様をすくい上げ、
新しい視点から、変容しつつある日本文化に光を当てた迫真のルポ。

目次

第1章 外国人はこう葬られる(エンバーミングされた遺体 遺体を冷凍搬送する 日本のイスラーム墓地)
第2章 性愛にみるグローバル化(韓流セックスビジネス 「売春島」 中国人妻いまむかし イスラエル人に魅せられて)
第3章 異人たちの小さな祈り(韓国系教会に集まるホームレス 日本の宗教団体の海外進出 外国人占い師)
第4章 肌の色の違う患者たち(外国人医療二十四時 HIV感染者のゆくえ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

30
在日外国人が日本で死ぬことに始まり、性愛・宗教・医療と、2011年春までの現状が誠実に取材されています。発行から3年分の社会の変化を加味しても、市井のグローバリズムを垣間見ることができる好著。外国で死ぬと高く付くのですね、私も気を付けよう。2014/07/09

ヴェネツィア

25
現在、日本には210万人以上の外国人が暮らしている。その数は、実に長野県の人口に匹敵するらしい。 そんな人たちの死、性、信仰にまつわる様々を徹底的に足で取材したルポルタージュ。日本の国際化のもう一つの側面を見事に描き出すことに成功している。2012/01/21

ふろんた

21
世の中、いろんな人がいるといろんな職業があるもんだ。下世話な週刊誌のコラムみたいな所もあるけれど、葬儀に関することになると、宗教の問題が絡んでくるので、複雑になる。2014/05/15

団塊シニア

12
在日外国人たちの知られざる生態を追いかけたノンフィクションで第1章の「外国人はこう葬られる」に注目します。外国人の遺体処理について書かれてますが遺体を祖国に冷凍搬送する場合の手続き、価格、さらにエンバーミング(腐敗防止装置)にまで踏み込んでおり詳細にわかりやすく書かれてます。前年発売の「遺体」同様丹念な取材と筆者の思いが伝わってきます。2012/02/19

こぺたろう

10
外国人が日本で亡くなったら、どう葬られるのか。考えたこともなかったのですが、国や信教によって細やかに対応することが求められるようです。そのほか、病気になったときの話など。小ネタ的なところでは、インド人以外の外国人が、何故インド料理屋を開店するのかとかも。興味深く読みました。2021/05/09

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