他助論

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader

他助論

  • 著者名:清水克衛
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • サンマーク出版(2014/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763131997

ファイル: /

内容説明

世界でもっとも文明が進み、最強といわれた時代のイギリスで生まれた大ベストセラー作品『Self Help』(サミュエル・スマイルズ著、1859年刊)。日本でも1871年に刊行され、またたく間にミリオンセラーとなりました(当時の邦題は『西国立志論』、現在は『自助論』)。スマイルズが説いた「独立自尊」の精神はいまだこの国にも息づいていますが、「ちょっと待った!」と叫ぶ男がいます。その人の名は……清水克衛。職業は「読書のすすめ」という本屋さんの店主。または読書を普及させるために全国を飛び回っている「本のソムリエ」。100万人以上に本を薦めていくうちに、これからの日本人に必要な生き方、考え方に気づいたそうです。そして書き下ろしたのが『他助論』。彼が説く「他助」とは、「人に喜んでもらうことで成長していく生き方」のこと。あらゆる角度から「他助の精神」を取り上げることによって、これからの日本人の生きる指針を提案していきます。

「日々、本を探し求めている中で、私はあるテーマに行きあたりました。それは、今までの西欧からきた成功哲学ではこれからの時代を乗り越えていくことは難しい。これからは“自助”の精神に加え、“他助”の精神が問われる時代だ。つまり≪自助論」から≪他助論≫へと移り変わってきたのだということです」(本文より)

目次

第1章 今までの時代を築いた「自助の精神」(自助論とは何か? 『西国立志編』が日本にもたらした影響 ほか)
第2章 これからの時代を拓く「他助の精神」(他助の精神とは? 他助とボランティア精神 ほか)
第3章 歴史から学ぶ他助の本質(すでに縄文時代から始まっていた! 和を以て貴しとなす ほか)
第4章 他助は生きるための本能(赤ちゃんの笑顔は万国共通 子育ては他助の心を養うため ほか)
第5章 実践!他助論(まず、人を喜ばせよう 人もモノも、活かされることが最高の喜びになる ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱんにゃー

115
【他助論(清水店長の造語)】 『明治維新以降、「自助論」に代表される西洋型の成功思考を日本人はすごい勢いで吸収していきました。わたしたち祖先は頑張ってくれました。しかし、…』 時代は変化するんだな/自助論はこう始まりますHeaven helps those who help themselvse.(天は自ら助くるものを助く)。まずは、お天道様に恥じない生き方をしようっと♪2015/10/29

江口 浩平@教育委員会

21
【生き方】 「読書のすすめ」清水店長が提案する、これからの社会で生きていくための心構えを説いた一冊。日本がいかに「他助」の精神を育みやすい風土であるかを、縄文時代から東日本大震災まで歴史的に紐解きながら語ってくれているので、どうして「利他的」に振る舞うことが自らの幸せに繋がるのか、とても腑に落ちた。「困ったときはお互い様」「人に親切にすること」など、普段私自身が大切にしてきたことが、清水店長のエピソードとも重なって胸に響いた。この本を一人でも多くの人が読めば、生きやすい社会になるのにと、心から思う。2017/10/20

もも

11
まず人を喜ばせる。その先に見えるものがある!とこの本を読んで強く思いました。先人たちが当たり前のようにできていた、「お互い様」の精神を受け継いで次世代に繋げていきたいです。2016/11/05

ただぞぅ

10
江戸川区の書店「読書のすすめ」の店主が送る他助の精神とこれからの生き方について記された一冊。真新しい内容はなかったが巷で話題になっている本ではなく問題解決へ導くような独自の品揃えをしてると知り、足を運びたくなった。書店を始めたときから儲かることより「何をしたら喜んでもらえるか」をモットーにしておりどんな本が置いてあるか気になる。読書は心の栄養であり、自分の人生の糧としている。だが著者は他人のために本を読むという。人との繋がりを大切にし足らない部分を補い合う共存の時代に求められることは何か?考えさせられる。2025/04/30

ぱんにゃー

8
「人に親切にする」を「実践する」。清水さんは、本を読んで知識でとどまらず「実践する」が言いたいんですよね。きっと。はい、「実践します」2012/12/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4559486
  • ご注意事項

最近チェックした商品