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内容説明
一〇〇〇億の神経細胞からなる脳。この精妙な仕掛から心が生まれる。では脳がわかれば心も全てわかるのか? 記憶障害など脳損傷の豊富な臨床経験をもつ著者が脳科学の言葉では説明できない心の不思議に迫る。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
22
脳と心の違い。脳は臓器だから触ることも切って調べることもできる。心はどこかに宿っているのではない。神経の複雑は働きによって出現する。こころはモノではなく現象であり、出現であり、展開であり、構造であるとのこと。私には難しすぎる本だった。学生の半数はこころは心臓にあると思うと書いてくる。いわく、心という漢字が心臓の心、こころをハートの形に書く、恋すると、心臓がキューっとなる、嘘をつくと親から胸に手を当ててよく反省しなさいと言われたからなどなど。2023/04/04
フク
11
神経心理学の専門書。一回で理解出来るはずもなく、再読しないとよく分からない(-.-) ただ脳の奥深さは理解出来たかな。繰返し勉強していかないと(^-^)2015/08/24
izw
7
心理学者が見た心の仕組みが歴史的な変遷を踏まえて、分かりやすく解説されている。心は情・知・意の3層に積みあがっている動的構造体で、それが意識が覚醒すると活動を始めると考える。大学の最終講義を下敷きとして出版を企画したが、最終講義を書き起こしてみると必要な原稿量の8分の1しかなく、まるまる1冊書き起こすことになったらしい。2019/09/17
bibliomania
2
人智を超えた仕掛けから心が生まれ、“私”が生まれる。では、その心とはそもそも何であるのか!?その存在に関してを論じている。全8章ですが、大きく2つのパートに分かれている思います。前半は人類が心をどのように見つめ考えてきたか?過去の偉人達の思想等をピックアップし、心の謎へと誘ってくれます。後半は、前半の内容を踏みし、作者の心に対する考え方が、過去の症例と照らし合わしたりしながら展開しています。後半は医学的知識を多少必要としますが、内容は興味深いです。私はベインの3分割説を原書にて読みたくなりました。2012/01/08
じゅんじい
0
こころはどこにあると学生に聞くと、半数以上が「心臓」と答えるそうです。わたしも脳科学の本を読んでいなければそう答えたかもしれません。「どうも、こころはどこかに『宿って』などいるものではなさそうだ」「こころはどこかに『ある』のではなく、神経系の複雑な働きによって『出現する』のです」という著者の結論は、十分腑に落ちます。しかし、この結論に至るまでの論旨はかなり専門的で、初学者が理解するには、かなり困難を伴うレベルです。2016/11/12
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