- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
地震・津波・火山・台風・雪・土砂災害……地球上最も災害の多い島国でいつ襲いくるともしれぬ過酷な自然と向き合い、そして被災した我々の祖先はその土地土地に「ここは危ない」というメッセージを地名として付けてきた。現在もその古い地名の分析が次の災害の予想・対策につながる。だが、いま市町村合併や観光開発など目先の利益優先の安易な地名変更政策のせいで古い地名が次々に消えている。いまこそ先人の知恵の結晶に学べ! 半世紀以上、地名のことばかり考え続けてきた著者による「災害地名学」のすすめ。
目次
はじめに 「災害地名学」のすすめ
序章 原発は津波常襲地に建設された
1章 地名が教えていた東日本大津波
2章 地名は災害の記録である
3章 災害にはキーワード地名がある
4章 災害危険地帯の地名を検証する
5章 三大都市圏 怪しい地名を検証する