内容説明
日本で多くの人に親しまれている、現存最古の歴史書『古事記』。本書は、神々の誕生から倭建命(やまとたけるのみこと)の活躍まで、平易な現代語訳と、多くのイラストを盛り込んだ『古事記』の入門書。イラストと一緒に読むと、古代の神々や天皇の手に汗握る波瀾万丈の物語が手にとるようにわかってくる。伊邪那岐神(いざなきのかみ)と伊邪那美神(いざなみのかみ)の国生み、須佐之男命(すさのおのみこと)の怪物退治、出雲の国譲り神話、天孫降臨、神武東征、倭建命の戦いなど、有名な話をとりあげ、わかりやすくまとまった一冊。面白くかわいいイラストが満載、すべての人名や難しい地名にふりがな付きで、一度読み出したら止まらなくなる、『古事記』入門の決定版!
目次
第1章 神々の誕生―天地の始まりから大蛇退治まで(天地のはじめ 二神の国生み ほか)
第2章 大国主神と出雲神話―因幡の白兎から国譲りまで(傷ついたウサギ 八十神の迫害 ほか)
第3章 天孫降臨―邇邇芸命の天降りから山幸彦まで(たちふさがる光る神 高千穂に降り立つ ほか)
第4章 大和平定へ―神武東征から三輪山の神の祟りまで(東征の開始 五瀬命の死 ほか)
第5章 倭建命の活躍―熊曾建との戦いから死まで(父を騙した大碓命 激しい気性の小碓命 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
36
いやはや、古事記は日本神話だとは知ってましたが、これほど沢山の神々が登場するのだとは知らなかったです。はじめに書かれてますが、この面白いとこだけ抜粋されていて、大きな字で書いてあっても(簡単とは思えませんでしたが)更にイラスト付の本でさえ、頭ごちゃごちゃですよ。ん…まず神々の名前がルビを振ってあっても読みにくい。ほとんど流し読みでした。たまに聞いたことのある神様がいて、ふむふむと思ったけれど。男神はかなりの女好きであることは代が変わっても同じなのだなぁ。そこが一番印象深かったです。(笑)2014/01/21
Koichiro Minematsu
12
日本人なら知っておきたい、神々の誕生から、国がため、天孫降臨。そして、天皇にまつわる伝説。イラスト版で理解しやすかった。読み終えていた前書「ヤマトタケル」につながった。2018/01/06
もりけい
4
知らなかった。天照大神は女性だったのか。裸踊りで岩穴から出てきたのでてっきり男性かと。イラストがすこぶる脱力感全開でありながらわかりやすい。2016/01/13
ashramarhsa
3
読めば読むほど長い名前の神さまが次々と出てきて脳がぐるぐるしてくる。でも、途中途中で系譜やイラストが出てくるので大丈夫。日本の神さまはよく笑い、よく怒り、よく呑んで…勝手でわがままで…でもそんなだから大好きだ。2013/07/12
DERIA
2
漢字の重さがなくなってとても軽い。オオクニヌシがとてもモテるのにイラストが…だったのが残念。ヤマトタケルまでが面白いからという理由でそこまでで終了。そこからも面白いところはたくさんあるのになぁ。2014/11/28