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内容説明
日本の100歳以上(百寿者)の人口は年々増加し、4万7000人を突破しました。ところが、百寿者の8~9割は寝たきりの状態で、元気な百寿者は1~2割程度しかいないのが現実。大変なことにこれからの時代は、100歳の誕生日を迎えることよりも、元気で100歳を迎えることのほうが重要になっています。そんな世界でもトップクラスの長寿国の日本ですが、食の欧米化が進む一方で、海外の長寿研究者が大いに注目しているのが味噌や納豆、麹、カツオ節、長いも、五穀米といった「日本古来の伝統食」であることはあまり知られていません。本書では「発酵食品の強みは整腸作用――アレルギー症状も改善する」「『ネバネバヌルヌル』の成分が高血糖になるのを防ぐ」「穀物の『機能ユニット』ごと食べると脳が活性化する」など、日本の伝統食に秘められた驚くべき“長寿パワー”を解説。ボケずに、元気で長生きするための秘訣は「食」にこそあるのです。
目次
序章 「日本の伝統食」が健康長寿をもたらす
第1章 発酵食品―新しい栄養素を作り出す力
第2章 ネバネバヌルヌル食品―内臓の負担が軽くなる
第3章 雑穀類―「機能ユニット」をまるごといただく
第4章 「3つの食品」の他にも健康長寿食はこんなにある!
第5章 健康長寿食を活かす「食べ方のルール」
第6章 健康長寿は「食と運動」がセットである
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
食事を少し変えただけでは,劇的な効果はない.しかし,それを長期間続ける事が出来れば,その効果は非常に大きなものになる.毎日の食事であるからこそ,しっかりと見なおしてみることが必要である.2012/05/17
toshiyuki83
1
発酵、ネバネバ、ヌルヌル、とてもわかりやすかった。心がけようと思う。食品例も豊富で良かった2018/07/29
Koichi Yamashita
0
伝統食の素晴らしさをあらためて認識しました。ランニングや普段よく運動する人にも読んで欲しい本です。2012/08/18
ろく
0
古くから伝わる日本の伝統食、これが優秀なんですよね。発酵食品に粘り気のあるもの、雑穀など、現在見直され始めていますね。口から入れるものには気を使いたいと感じる今日この頃。身体は摂取したものによって形成されているのですから、意識して自然に近いかたちで食したいものです。また、本来摂取する必要のない添加物など人工的なものは極力取りたくないですね。プラスしてよく噛むこと、これ非常に大事。2012/03/30
Kentaro
0
血糖値を急激に上下させる習慣を嫌い、糖質の取り方=インスリンの分泌の適正化を注意したり、肝機能、内臓脂肪の問題を回避するために良質のタンパク質をとり、アルブミンの分泌を良くし、体外排泄を促し、運動により脂肪を蓄積させない身体作りを推奨しています。今まで健康に無頓着でこの本に出てくる良くない習慣ばかりしていた自分に反省です。2016/07/15