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内容説明
粉飾決算や暴力団との関係、顧客情報の流出、集団食中毒、食品の偽装、やらせメールなど、企業の不祥事があとをたたない。不正に対する社会の目が厳しくなる今、不祥事は企業にとって大きなダメージとなる。コンプライアンスの重要性はますます大きくなり、もはや「知らなかった」では済まされなくなっているのだ。本書は、企業法務の第一人者である著者が事例を用いながらコンプライアンスの基本を解説する。消費者保護、知的財産保護、税法関連、情報管理から企業倫理まで様々な問題を扱っているので、1冊でコンプライアンスの考え方が身につくこと間違いなし。
目次
第1章 「コンプライアンス経営」とはどういうものか<br/>第2章 公私混同を厳しくチェック<br/>第3章 安全・適切な商品提供、十分な説明が求められる<br/>第4章 不正競争を厳しく取り締まる時代へ<br/>第5章 税法関連コンプライアンス<br/>第6章 いまどき粉飾決算で得なことは何もない<br/>第7章 企業倫理コンプライアンス<br/>第8章 知的財産権保護強化の流れにどう対応するか<br/>第9章 情報管理コンプライアンス<br/>第10章 労使関係、グローバルな視野もコンプライアンス経営の範疇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
14
前いた会社が情報漏えいで大変だったの思い出す。上場してたけど、ほとんど個人商店みたいなもんだったからなと思いつつ読む。2012/01/22
Mitz
1
日常の業務の中で、形骸化し虚しく響きながらも、恐ろしい程の拘束力を持つ“コンプライアンス”。インサイダー取引や機密漏洩など様々な事例が紹介されている。色々書いてあるが、要するに「凡事を重ねて非凡化する」という日々の意識と、「広く社会を知り、常識を養う」事が大事なのだと理解した。グローバル化が急速に進む中、コンプライアンスは重要性を増してゆくだろう。ならば前向きに捉え、業務の改善・合理化と企業価値の向上につながる、中身のあるコンプライアンス活動をしなくてはね。2012/03/05
Itsuki Ikezawa
1
前作などの焼き直しで、あまり目新しい内容ではなかったが、まあコンプライアンスなんて、そんなに目新しいものではなく、如何に経営者の意識の問題であり、社内の管理体制を整えるかという問題かということを再認識するには良い本か。弁護士の国広先生が書かれた『それでも企業不祥事が起こる理由』の方が実践書としてははるかに上だなと思う。2012/02/22
らっしぃ
0
「実践」というか、読み物かな。特に目新しくもなく。2013/07/27
Great Eagle
0
グローバルな時代のコンプライアンスの実践は本当に難しいテーマです。これにどのように対処するか答えは見えません。2012/03/25




