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内容説明
やみつきとは元来は病だが、他方、アスリートの巧みな動きや、渾身の芸術作品、熟練した職人ワザなど、あらゆる分野のプロの技術は、ある種、やみつきの賜物と言えるのではないか。本書は、やみつきを前向きに捉え、人間の成長にはやみつきが必要だと説く、“健全な”やみつきのススメ。心理学・薬理学の専門家と、現在進行形でマンガ・アニメ・ゲームにやみつきになっているライターの二人の著者が、やみつきを縦横無尽に論じる。【光文社新書】
目次
第1章 「やみつき」ことはじめ<br/>第2章 「やみつき度」を考える<br/>第3章 快を求めて<br/>第4章 やみつきになるメカニズム<br/>第5章 「やみつき」がくれるパワー<br/>第6章 人の輪の中で<br/>第7章 「やみつき」から人間を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラダ
4
「やみつき」という視点から心理学の有名な研究成果が紹介されていて興味深かったです。人間の成長にはやみつきが必要。やみつきの力で自分を成長させる!2019/09/24
巳影樹生
4
依存に関する話だと思ったら、フロー体験、達成感、欲求の段階から社会性の維持のための快と、個人と社会性を繋げる快についてまとめられた良書。2014/04/23
dice-kn
3
「やみつき」という言葉にマイナスのイメージを持っていなかったけど、語源は「病んで床につく」ということだそうで・・・。完ぺきにはなり得ないのに完ぺきを求めて日々修練することこそがまさにやみつきだという記述に、なるほどなと納得しました。プロスポーツの世界はやみつきだらけということになりますね(^-^)2017/01/31
chisa
3
社会心理学と脳科学っぽい分野の両面で「やみつき」の状態についてアプローチしている。どちらかというと社会心理学面が強く出ているけど、その分とっつきやすくて読みやすい内容になっている。「やみつき」にはストレスを軽減する力があるのか…!「やみつき」が自己肯定感につながるというのも面白い。2012/06/19
reina*
2
前向きにいつでも楽しめることをして「遊ぶ」ことが大切だと分かった。2012/05/20