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内容説明
著者が在住する宮城県の最低賃金は675円。時給がいくらにせよ、非正規雇用となっている人々の収入が低いということ。このことについて、著者は授業を通して、中学生の段階で課題意識を持ってもらいたかったといいます。
「フリーター」という言葉が新鮮で輝きを持っていた時代がありました。毎日毎日,同じような仕事をやるより、趣味の場を広げ、必要な分を必要なときにだけ働いて得ればよい。人生、面白おかしく生きなければ、といった風潮があったからです。働くこと、自立すること、生活することってなんだろう、という生き方について、著者が18年間にわたって教え続けてきた「したたかに生きる経済学習」を1冊の本にまとめました。15歳の中学生と一緒に考えてみませんか。
目次
大人たちへ―教師からのメッセージ(1)震災後の子どもたちは、みんな強くなりました!
親子で学ぶ経済の授業(社会に生きるということ 働くということ 「フリーターでも…」の発想に、希望はあるか? 「時給700円のフリーター」で生きていけるか? 「就活シミュレーション」求人情報をのぞいてみよう! 正社員と非正規社員 どこがどう違うのか 働く人の常識、これだけは!―だまされない生き方をするために)
大人たちへ―教師からのメッセージ(2)再び、震災後に思いを寄せて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
7
自分で稼ぐようにならないと,お金に対して実感をもって評価するということは困難である.一人の人間の稼ぎで一家を養う.そのためには,どれだけのお金が必要であるかというのを計算することは,かならず役に立つであろう.2012/03/21
ふゆはるこ
1
人はなぜ働くのか。「時給700円」の収入で生きていけるかどうか。など、中高生向けにわかりやすく書かれた経済の本。どんな形で働いて、どれだけの収入を得られるのか。だまされないで生きるために学びましょうということ。 フロイトの言葉より〈人が前向きに生きるためには2つの条件がある。1つは働く場があること、もうひとつは愛する人がいること〉2020/08/19
Natsuko Terada
1
まあまあだった。でも中学生が読む本としては労働についての知識がきちんとつく内容だったので良い本だと思う。労働基準法、ワークライフバランス、雇用体系、社会保険についてしっかりとした知識を持って社会に出ることが大切だと改めて感じる。必要であれば勇気を振り絞って声をあげることが大事。子供にも伝えていきたい。2015/12/23
ざまたかこ
1
働くことと、生活。アルバイトの時給から生活をイメージしてみたり、求人票を読んでみて働き方を考えたり。こんな授業があったら受けたかった。個人的には起業のことも視野には入れてほしかったけど。2013/04/10
har
1
求人票に記載されている労働時間・給与・社保などの解説をし、そこに就職した場合の生活を想像させるという内容。フリーターのこと、震災のこと、仕事とは働くとは等。「決意と準備がないと、流れにのまれてしまいます。」準備の一冊目にはちょうどいい本。2012/11/23