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内容説明
政治や社会の現場で、「成果が出せない」「決断が下せない」、あげく「誰からも期待されない」トップが生まれてしまう日本社会。そうしたリーダーのもと、どんなに頑張っても成果に結びつかず、疲弊していくばかりの現場……。日本が陥ってしまったこの不幸な状況を、カリスマ・ブロガーが舌鋒鋭く斬る!
目次
第1章 なぜ、こんなに頑張っているのに楽にならないのか?
第2章 日本には、なぜビジョンを語らないリーダーばかり生まれるのか?
第3章 駄目な人がトップに祭り上げられるメカニズム
第4章 繰り返される日本史という時間軸と日本社会のグローバル化という空間軸
第5章 マネジメント能力のアジャストと成長セクターのジレンマ
第6章 理想のトップは「育成」できるのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうたらパンダ
2
書名と著者のサイトの内容から、もっと煽るようなことが書いてあるのかと思いきや、堅実な内容だった。リーダーをどう育成するのか、対策についてもっと突っ込んで書いてあれば、更に良かった。2013/03/07
nizimasu
2
日頃のイメージとは異なり、事業投資の観点から日本の組織になぜ有能なりーダーが少ないかという点を整理している。そこにはビジョンの欠如や、ある階層が出世すると、無能な矢ジュ食でつまづくというピーターの法則を挙げつつ、日本でのコンテンツ産業の凋落についても現場感覚あふれる筆致で書いていく。そこにあるのは、日本人自体が、世の中の変化に対応できなくなっている構造的な問題で、しかもかつては日本的な現場主導組織を国家の指導のもと、邁進していくという構図ももはやない。で、答えがあるかといえば、それは変化に対応するしかない2011/12/16
ttachi
1
「日本の不幸の正体を暴く」と帯にあるとおり、日本のリーダー不在の原因を鋭く抉っていて痛快。「現場は頑張っているが大本営が無能」という図式は世界大戦前から変化していないと痛感。日本型組織の変革が急務。そして「悩まず紙に書く」は原則中の原則と改めて実感。2012/01/03
huyukiitoichi
1
いや~ブログしか読んでなかったので退屈でびっくりした。2011/12/11
pudonsha
1
意外にも自己啓発的な内容が入っていて驚いたが、本書を理解するためには必要な部分だと感じた。かなり平易に書き下ろされているので、誰にでもできそうな当たり前のことのように思えるが、実務を経験してみるとどれだけ困難なことなのか痛感するのだろう。2011/12/10