ハーレクイン<br> エンジェルズ・スカイ

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ハーレクイン
エンジェルズ・スカイ

  • ISBN:9784596914804

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内容説明

瓦礫と化した町を、ケイティは必死に息子を捜して彷徨った。先ほど突如町を襲った竜巻は一瞬ですべてをなぎ払った。公園にいた子供たちは何とか教会に避難したが、息子の姿だけがどこにも見当たらないのだ。あの子の身に何かあったら……嗚咽を漏らすケイティの脳裏に浮かぶのは、幼い笑顔、そして遠く離れた夫J・Rの姿だった。彼と別居し始めたのは3カ月前。発端は些細な諍いだったのに、今では溝の埋め方がわからずにいる。ケイティは空を仰ぎ、愛する夫を想った。助けて、J・R――私たちを助けられるのはあなただけなの。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

28
図書館本。スカイ3部作の2作目。ヒーローヒロインは夫婦で愛し合っているのにちょっとしたすれ違いで離ればなれに。そんななか竜巻が発生し、そのどさくさに紛れて愛する息子が誘拐される。2作目はロマンスよりも息子を拐ったその犯人の気持ち悪さと息子の恐怖さが辛すぎてたまらなかった。この事件がによって二人がまた絆を強くしていくんだろうと読みながら思っていてもこれはなぁ。竜巻の最中の謎も残りひとつ。いま2作目の辛さで気持ちが折れ気味だから、次はロマンス>サスペンスだと嬉しいのだけど。2017/06/02

choco

11
途中まで、これはロマンスに入るのか不安になっちゃう展開…。9歳の男の子のいる夫婦。愛し合っていたはずが、ちょっとした諍いでしばらく離れ離れになった間に息子が行方不明になってしまう。がっつりサスペンス。その背景にある犯罪を夫婦の再結束につなげるけど、犯罪の悲惨さは作品そのものには表さずとも空気を漂わせるだけで諸問題を浮き上がらせていく手法はお見事。こんな事件、あっちゃいけない。2017/05/21

珂音

8
「私を愛してるなら無理強いはしないはず」まぁね、そーだね。「僕を愛してるなら付いて来てくれるはず」間違っちゃいないね。歩み寄りの無いまま、どっちも折れる事をせず別居に突入。大事件がこの別居中の崖っぷち夫婦に襲い掛かり、事件は無事解決したけど夫婦間の問題を話し合って納得して同居になったかというとそうでもない。勢いと感情で元の鞘に収まったに過ぎないんじゃないか?別の問題が起ったら「何故理解してくれないの?」と同じ事を繰り返しそうだ。と、この夫婦に冷たいのは共感できる部分が少なかったから。2012/03/02

まみ子

4
前作からの同時系列で、ハリケーンのどさくさに紛れて誘拐された男の子と家族の話です。これはロマンスの枠を超えてます。キツすぎて読むのが辛かったですが、パパがヘリコプターで助けに行くところは良かったです。もう一つ残っている事件が気になるので次作も読むつもりですが、こんな辛い内容でなければ良いんですが・・・。2016/05/29

矢田ふみえ

3
三部作の2。竜巻の時期におきた誘拐事件。混乱のなかで誘拐とわかるまでや夫と連絡がつかない状況などさもありなんと胸痛み、ページがすすんだ。母が、地を離れられない気持ちと罪悪感。わかっているけど・・・だね。2017/11/03

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