内容説明
がん余命半年からの生還。それは決して奇跡ではなかった。「24時間テレビ」「奇跡体験!アンビリバボー」「誰も知らない泣ける歌」「ラジオビタミン」等に出演した話題の著者! 決して闘病記ではない。がんを道標として、新たな自分(本当の自分)に生まれ変わる再生記。悩み、苦しみ、迷いながら、それでも生きることをあきらめず、命あることを歓び、つねに笑いを求め、逆境をも楽しみながら再生していくストーリー。
目次
衝撃のがん告知、そして看護学生との運命の出会い
夜のお店で元ナースのお姉さんに励まされた!
がんを治すため、生きるためなら、何だってできる
自分で作ったがんだから、自分で治せる
俺の体よ、こんなになるまで放っておいてごめんな
頼るべきは“場所”ではなく、この“自分自身”
ヒーラーを信じて救急車を呼ばず、死にかける
5度も繰り返した腸閉塞のなかで、やっと見つけた答え
生涯をかけて「メッセンジャー」として生きていく覚悟を決めた
病室にいる患者さんを励ましたい。ついには「誰も知らない泣ける歌」出演
病室のベッドで描き続けた夢がついに現実に
がんサバイバーホノルルマラソンツアー完全独走、完全完笑
なかなか終わらない“おわりに”
本当に最後に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみー!
9
余命宣告から復活した著者の闘病の記録。重さはあまり感じられない。とにかくダメでもなんでも、いろんなことをやってみる。どこへでも行く。これは若さだなと思うが。新興宗教っぽいものにまですがるところは、ちょっと興ざめしたけど、復活するためにはなんでもやってみるパワーは、凄いなあと思う。「先ずは治る理由を探す、治った自分を描く」これは響いた。2014/09/09
麦のみのり
8
著者のことを以前からから存じ上げていて、CDは聴いていました。読了するのがもったいないくらい、読みやすく、幸せな気持ちをいただきました。良かったこと、そうでなったことも書いてくれ、完璧でなくても気付いてまた歩き出すこと。ありがとうございます。2017/01/19
Naomi
4
歌声を聴いて杉浦貴之さんのファンになりました。トーク&ライブのときに過去のお話は少し聴いていたけれど、この本では、ガンを受け入れていくまでの生活をもっと詳しく書いてくれています。ここまで自分の身体を酷使して頑張っちゃう人がいるなんて、信じたくない思いです。何度も同じところをグルグルしながら、自分の夢をかなえた杉浦貴之さん。かっこ悪いところもさらけだして、メッセージを伝えている等身大の杉浦貴之さん、かっこいいです。2014/07/20
まこ
2
がん体験の本ですが、他の本と違うのは、『ポジティブな思い込みをするのがいい』って書いてあった事かな。そう思えば思いこみも悪い事じゃないよね。2013/10/20
Baro
2
病気を本当に治すのは,本人の力なのだということを強く感じることができる本です。意識が変わると行動が変わるってことを,身をもって示してくださっている杉浦さん。病気をもっている人だけでなく,誰もが自分らしく生きるために,彼の生き方に触れることには意味があると思いました。2013/05/03