内容説明
こうでもしないとモテませんから。恋愛とプロポーズが美しいオスを進化させる。
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目次
1章 美しくなければ、選ばれない(コクホウジャク―尾羽が長いとモテ度がアップ! カワリサンコウチョウ―尾羽は赤でも白でも、長いならどちらでもモテます ほか)
2章 色と光で差をつけろ!(グッピー―体を曲げて、きれいな模様をみせびらかす メキシコマシコ―カロチンの赤い羽根が勝負の決め手 ほか)
3章 極端だからこそモテるのだ!(ダルマニイ(シュモクバエの一種)―長~い目こそ、できる男の証
クロサバクヒタキ―結婚前も、結婚してからも「力もち」をアピール ほか)
4章 集団見合いでチャンスをつくれ!(クロライチョウ―集まれ集え、社交の場 キジオライチョウ―鳴いて気取って、タポン、ポヨン、ピヨヨン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
b☆h
38
『パンダより恋が苦手な私たち』に出ていた本。知らない生き物がほとんどだから、調べながら読んだ。鳥を中心に、様々なプロポーズ方法(求愛行動)が載っていて面白い。囀りや見た目、実力など種類によって違いはあるけど、共通するのは人間界よりシビアなこと。モテる雄はほとんどが何十回も結婚出来るのに対して、モテない個体は結婚が出来ないとか。動物に比べて人間の複雑さ(個体差)が、子孫繁栄に役立っていたんだなぁ。印象に残ったのはピーコックスパイダーの求愛ダンス。人間もその他のいきものも生きるのは大変だ。2023/02/27
Zn
1
いっそ鳥の図鑑にすればいいのにとも思うが面白い本。長い尾羽など余計なものを抱えても生きてる余裕がある鳥こそもてる「ハンディキャップ仮説」などメスがオスを選ぶ基準が面白いが、オスたちの連係プレーはもっと面白い。兄弟の結婚を助ける七面鳥、なわばりに居候して大人のオスの第一婦人以外のメスの子育てを手伝うハジロオーストラリアムシクイなど人間より全然したたかに生きている。2012/11/23
のりまき せんべい
1
鳥類が多いのがすこし残念だったけどすごく面白かった。人間以外の生物(人間もそうかもしれないが)は、メスではなくオスの「美しさ」が番のできる決定的な要件となっているのが興味深い。そうしてその美しさは、単にメスが見て心地良いというだけでなく、その美しさはある種の強さを証左するようなシステムになっている。(一例を挙げるとグッピーのメスはオスの色鮮やかなオレンジ色の鱗に惹かれるが、オスは餌をたくさん食べる程そのオレンジ色は鮮やかさを増す、結句、メスは餌取りの上手いオスに惹かれるようになっている)ああ書き足りない。2012/03/08
朔麻
0
動物の繁殖って大変なんだなぁと思う。雌の気を引くために色々進化するものだ。 相変わらず絵が素敵。2013/04/02
キリーク
0
小鳥さんかわいいよ小鳥さん!