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内容説明
ハウス食品、ライオン、サントリー、エバラ食品をはじめ、いま多くの消費財メーカーが注目する「価値創造型プロモーション」。深層心理を用いて消費者インサイトを引き出し、安売りに頼らずとも小売店頭での販売数を高める最新の販促手法を初めて公開。熾烈な価格競争でしのぎを削るすべてのマーケター、バイヤー必読の書。
目次
第1章 価値創造型プロモーションとは何か?(変革を迫られる屋台骨ブランド 低価格競争に潜むワナ ほか)
第2章 消費者の訴求ポイントを探る―プレ・インタビューとデプス・インタビュー(デプス・インタビューとは? デプス・インタビューの概要 ほか)
第3章 仮説を検証する―インターネット調査を用いたモチベーション・リサーチ(デプス・インタビューの欠点を補うために ウェブ・モチベーション・リサーチとは ほか)
第4章 効果を測定する―商品エンド台を使った店舗実験(プロモーション効果を見極めるために 実験店舗とコントロール店舗 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
17
ハウスのシチュー、エバラ焼肉のタレを例にマーケティング調査を踏まえ、プロモーションした結果の実例。スーパーなどで、特売で安く売られがちな商品だけれども、商品価値を正しく訴求するプロモーションが行われていれば、過度な値下競争に巻き込まれることなく、適正価格で提供し続けることが可能となった例。ひとつの参考になります。2015/05/12
パン粉
3
ハウス食品やエバラに特に焦点をあててリサーチなどの方法も含め紹介されている。なかなかネットショップの本はないなぁ。2017/10/13
けんとまん1007
3
面白い。なるほどなあ~と納得。もちろん、そんな簡単にできることではないが、ヒントはたくさんある。ここでは、ハウス・エバラの2つの例が基本になっていて、しかも、消費財を一般消費者に売るということではあるが、他にも応用できるだろうな。デプスインタビューとか、見方を変えて、従業員へのインタビューということもできるかなと思った。装丁にあるエンド台。確かにスーパーとかで見かけるが、今まで、あんまり意識することはなかった。かみさんはどうかは・・・これからは、意識的に見てみようと思う。そこに至るいろんな思いが見える。2012/03/04
59K021
2
「インサイト」を定性・定量双方のアプローチで説得力のあるメソッドだと感じました。企業担当者と二人三脚で合意形成を図りながら進めるプロセスが特に素晴らしいところではないでしょうか。2020/06/16
1_k
2
単なる広告やキャッチコピーの指南書ではない。マーク式のアンケートにたよった統計データ中心のマーケティングではなく、顧客の心理を引き出すマーケティング分析術と、それに基づいた宣伝戦略を、2社の実例を元に解説した本。アカデミックな研究を分かりやすく読み物にしてくれた感じの良書。ものすごく参考になった。特に、分析手法。ネットには有象無象の消費者の感想が溢れているため、本書の手法の簡易版的分析はそこそこ応用できると思われる。出版社さん、読メもそういう意味では非常に使えそうでっせ。2012/02/12