- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
土地のメッセージを読み解く。「不良債権」を宝石に変える――。
仕事にも人生にも、必ず再生のためのシナリオがある。再生の成否を左右するのは、その人が持つ世界観である。その世界観を育む最も有効な方法は、物語をつむぐ力を身に付けること。「物語力」こそが、再生を成功させる秘訣である。
著者は、不良債権のホテルを『ミシュランガイド 京都・大阪・神戸・奈良2012』で紹介される有料ホテル「ホテルアジール・奈良」に再生したり、荒れ果てた南禅寺界隈の5000坪の庭園「何有荘(かいうそう)」を3年で再生させ、クリスティーズを通して世界的企業の創業者に売却した経験を持つ。
本書では、土地のメッセージを読み解き不良債権を宝石に変える再生のノウハウを、「物語」をキーワードに解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetsuharu Hanazaki
7
京都南禅寺界隈にある何有荘の話が面白い一冊。 2006年に約26億円で落札し、クリスティーズのオークションに日本の不動産としてはじめて出品。 日本庭園の維持は大変で、最初の年に2億円、その語も修復や庭園管理で数千万円がかかる。 それくらいの維持費が苦にならない人というと日本では1000人もいない。 そして、何有荘は80億で売りに出され、オラクル社CEOラリー・エリソンが購入しました。 村上春樹や明恵上人なども登場して、面白い一冊でした。2021/03/21
山のトンネル
4
ひとりの女性実業家のエッセイとしても、日本のお庭やホテルの魅力を知る本としても、ビジネス書としても読める2022/08/31
ハザマー
1
京都、奈良の再生ビジネスセンス、素晴らしい仕事術ですね。2023/06/29
雅人上田
0
競売物件を再生する著者。その背景には、ご自身の人生が病気や離婚、家族トラブルから再生したところに原動力があるのかも。 再生している物件は、大量生産された箱物ではなく、そこに物語を紡ぐ手法。マンションよりは戸建、商店街などで活かせるのかな?
Taj
0
2012/09/11