内容説明
著者は、現在兵庫県で内科心療内科医院を1983年から開業している医師。長年に渡り多くの様々な症状の心の病を抱えた患者と対話、治療してきた経験をもとに本書は書かれている。単に心の病の解説本ではなく、ひとりの心療内科医が現場ではどのようなことを考え、感じ患者と接しているのかが伝わってくる。
目次
第1章 心とは?
第2章 心療内科の診察現場、「医師はこう考えて話しています」(面接にあたって私が考えること;些細なミスからうつ病に悩まされたまじめな会社員;人前で声が出ない女の子 ほか)
第3章 心の発達は家族の愛情の中で(はじめに 「心の基礎工事」がその後を左右する;口唇期 〇歳?一・五歳―愛される心をもらう;肛門期 一・五歳(八ヶ月)?三、四歳―誉め、誉め、叱り育てる ほか)
第4章 各々の年代における問題行動と病気、その対応(幼児期の問題行動と対応;学童期の問題行動と対応;青年期の問題行動と対応 ほか)