内容説明
採用された会社で、新しいファッションブランドの顔に抜擢。上司の大物実業家とは婚約。ルーシーはまさにシンデレラ気分だった。ところが、ふと目にした社内のファイルで、すべては新ブランドのイメージキャラクターを作りだすための大嘘で、シナリオが初めからできあがっていたのを知ってしまった。怒ったルーシーは新ブランドの発表会場に乱入し、憎い婚約者に指輪を投げつけて、証拠のファイルを手に逃げだした。彼女はロンドンの街を走り、デパートの人込みの中にまぎれ込んだ。逃げる女性と彼女を捜す男たち――そのありさまを上の階から、じっと見ていたのがナサニエル。デパートのCEOだった。混雑する店をまわっていた彼は、とっさにルーシーのあとを追った。■12月、イマージュの人気作家L・フィールディングがとっておきのクリスマス・ストーリーをお贈りします。夜空に天使が舞う季節、華やぐ街で、恋人たちに訪れる魔法の時をともにお過ごしください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばん
8
会社に作られたキャラクター「シンデレラ」として飾りあげられた孤児ヒロインと、そのヒロインが逃げ出したデパートのCEOヒーロー。テンポがよくとても読みやすくて一気読み。ほぼ1日の出来事&ヒーローとヒロインだけで丸一冊。Twitter等現代のSNSが出て来るのも新鮮で面白い。クリスマスらしいほっこりするお話(季節外れだけど)2017/04/12
砂月周
2
コマギレの様な日常描写の作品が多い中、この作品は一日の間に起きたことをじっくり描写してたのが珍しいなと感じました。大幅な時間経過が無い分、内情描写に多少くどさを感じイラッとさせられる事もありましたが、一目惚れってこういう事なんだろうなと思わされました(笑)個人的にはヒロインの元婚約者と対決するシーンが見れなかったのが残念。2012/01/17
ひまわり
1
なかなか面白かった。ほとんどヒーローとヒロインの二人しか出てこないし、デパートが舞台でほぼ1日の出来事。TwitterやFacebookが作中に出てきて新鮮だった。2012/01/03
月
0
★★★☆☆ヒーローもヒロインもなかなか良いキャラクターなのに、twitterとかfacebookとかが出てきた時点でお手軽な感じの物語になってしまうのがいただけない。2015/08/01
Mari
0
★★☆2012/04/05