内容説明
南太平洋上の島国に、大量のプラスチック爆弾が持ち込まれた疑いが生じる。その直後、反政府主義者の男が衆人環視のなかで爆死した……。余命半年の大統領とその後継者争い、CIAの干渉。あふれる光と限りない時間、そして永遠に繰り返されるはずだった“平穏”な生活から、人々はなにを得てなにを失ったというのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
42
函館時代、2011年12月「くまざわ書店函館店」での購入。当時のブログには、帯の「『ピース』28万部突破‼樋口有介がおくる文庫最新刊」に対し「樋口作品好評につき文庫化だろうか」との投稿が。基本、サクサクと読めて、大好きな作家。のはずが、思わぬ苦戦。著者の強い主張は感じつつ、物足りなさも否めない。で、「文庫化によせて」には「ファンサイトの人気投票でも発売以来、全40数作をおさえて最下位に君臨」とか「世間の評価がどうであれ、私自身はマイベスト」ともあった。“三人称”的な書きぶりが馴染めなかったのかもしれない。2026/02/01
オフィーリア
23
図書館本。太平洋の小さな島国で巻き起こる爆弾騒ぎとそれを追うCIA、そこに次期大統領争いも絡んできて小さな国は大混乱。と、思いきや肝心の住民達は、そんなもん知らんわとめちゃめちゃのんびり。事件よりも、原始的な暮らしをおくっていた島国に日米の資本が入ってきて変わりつつある生活や文化の方が気になりました。2018/09/14
蕭白
8
何とも言えない結末でした。途中までは面白かったのですが・・・。2020/03/21
夜梨@灯れ松明の火
8
のんびりとした生活を営む南の島の大統領選挙にまつわるCIA(といってもサラリーマン的なおじさんですがw)の暗躍。「柚木草平シリーズ」を期待して読むと、全く違う作風に戸惑うと思います。いつもの洒落た会話などが全くないので…。「ピース」みたいな?それもちょっと違うのですが…。作者自身は一番の傑作と思われているそうです。結構楽しく読み、それなりに気に入りましたが、どちらかを選べと言われたら…ごめんなさい。いつものタッチが好きですね(^_^;)2012/06/03
Kentaro
4
樋口有介さんには珍しく外国(ミクロネシア)が舞台。日本人、米国人が思う豊かな生活に対する考え方の違いを上手く表現していて面白い。2013/11/21
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