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内容説明
バレー選手としてはあまりに小さい。それゆえ「彼女は通用しない」と言われ続けた。一時は引退にまで追い込まれた彼女は、徹底的に考える事、とことんやり抜く事で壁を突き破った。他人を輝かせ、自らは消える――その強靱な意志の力と、最高峰のセッター技術に迫る。日本女子バレー復活を支えてきた司令塔の感動ドキュメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kera1019
10
「世間の目と自分自身。私はいつも、この二つと闘ってきた気がする。」まえがきにある言葉は身長が低いという逆境と向き合ってきた竹下選手だからこそ。日の丸を背負う事で逆境は更に大きくなるけど、身長が低い事を意識して、何が必要かを徹底的に考え抜いて、技を研鑽して、知恵や工夫を凝らしマイナスがプラスに転じるまであきらめないという竹下選手。「I am little,But my heart is BIG」う〜ん、竹下選手ってカッコいい…2014/06/11
とよぽん
9
「世界最小最強セッター」とタイトルにあるが、セッターというポジションやチームのキャプテンという立場で工夫を凝らすことで、竹下佳江さんの「人としての器」が磨かれ、偉大なものになったのだと思う。竹下さんは「努力」という言葉が嫌いなのだそうだ。「私は出来ないことをそのままにしてこなかった。出来なければ、出来るまでやる。」「必要と思ったらやり切るだけ」と答える。・・・もう、圧倒されるばかりだ。「努力」を超越している。本当に、素晴らしい人だ。彼女の生き方に習いたい。2016/12/10
ふくみみ
8
アテネでその粘り強いプレイと劣勢になって他の選手がひきつった表情になっても竹下だけは「なんだこのくらい」というような落ち着いたガッツを見せていたのを見てそれ以来大好きです。日本のスポーツ選手にサムライという形容詞が付くことがあるが、竹下こそがサムライに相応しいと思ってる。ロシアなど長身の選手と相対しても萎縮しないのは低身長であることから世間の目、自分の目と闘い続けた歴史があるからなんだろう。また、データバレーの一端を垣間見ることが出来たのも意外な収穫。もっと色んな視点で竹下の本を読みたい。2014/09/27
ゆきねこ
8
プロフェッショナルとは強靭な精神力をもつことでもあるんだと感じました。2012/02/05
ゆき
7
にち天ラジオでテンさんが出ていたのを聞いていて読む。かなりの苦労人で、なるほどーと思いながら読了。最後の信頼できる人の話にほんわか。2012/09/08