これからの図書館 21世紀・知恵創造の基盤組織 増補版

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これからの図書館 21世紀・知恵創造の基盤組織 増補版

  • 著者名:大串夏身
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787200471

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内容説明

地域の情報拠点・読書施設であり、各県の知的遺産の保存などのきわめて重要な役割をもつ県立図書館は、地方自治の中心施設として、インターネット時代に対応した住民サービスをさらに徹底し、住民の参加によって運営されなければならない、と大胆に提言する。

目次

まえがき

第1章 これからの公立図書館のあり方
 1 日本を取り巻く状況の変化と図書館
 2 図書館の情報化あるいは電子図書館の構想
 3 『これからの図書館像』の作成
 4 図書館とは何か、その社会的役割
 5 図書館の各種サービス
 6 貸出に対する批判
 7 日本文化と貸本屋
 8 住民の期待に応えるためのさまざまな方策
 9 資料は利用されてこそ価値を生む

第2章 県立図書館のこれから
 1 県立図書館の構想について
 2 「知恵の時代」への基盤を築く
 3 人間の成長と読書、知識の蓄積過程
 4 新時代の県立図書館
 5 県立図書館を計画するための重要な視点
 6 いくつかの問題について

第3章 レファレンス・サービスについて考える
 1 レファレンス・サービスとは何か
 2 レファレンス・サービスをよりよくするために
 3 レファレンス質問・回答は係員全員でやるもの
 4 レファレンス・サービスにおける協力システム
 5 インターネットを活用したレファレンスの可能性

第4章 レファレンス・サービスの動向と技術
 1 レファレンス・サービスを取り巻く状況の変化
 2 レファレンス・サービスにおける新しい展開
 3 レファレンス・サービスにおける新しい技術
 4 これからのレファレンス・サービス
 
第5章 人と本・知識・情報を結び付ける
 1 建築空間も、情報機器もその一端を担う
 2 本棚に本を並べるときも工夫が必要
 3 本を手に取るきっかけは?
 4 特定のテーマに関する本の展示など
 5 演奏会・講演会・映画会なども
 6 読み聞かせ・ブックトークなど
 7 図書館を使って調べる
 8 相談サービスも
 9 情報発信も

第6章 図書館司書の専門性について考える――経験的専門職論
 1 社会的にみた専門職としての司書
 2 書誌情報の世界――司書の固有の領域
 3 司書の仕事と専門性
 4 専門職館長の必要性
 5 人と本・知識・情報を結び付けること
 6 書誌情報の世界に生きる
 7 一般行政職のなかで仕事して
 8 スペシャリストとしての司書
 9 自主的な研修活動
 10 さらに調査・研究を深める

第7章 地方自治と図書館
 1 地方分権の背景
 2 戦後の地方自治の流れ――地方分権・地方政府
 3 戦後地方行政の流れ
 4 戦後公立図書館の発展と地方自治
 5 地域住民と図書館
 6 図書館経営と住民

あとがき

大串夏身の図書館・情報関係著作目録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじ

16
司書レポート参考図書。長年図書館で活躍した著者による、これからの図書館論。あえてかなり理想を書いていて現場ウケ悪そう、と思ったらしれっと(そうやって愚痴ばかりになる図書館員が多いのが事実)と書いてあり思わず吹き出してしまった(笑)その通りです。レファレンス分野が経験から綺麗に纏められていて、手元に置いておきたくなる。また、ITの活用にも積極的な立場。ただ、基本的に本は買うより借りるものというスタンスで、著作権の考え方に少し違和感が残った。著者の収入が保証される仕組みがあるならいいけどさ…2017/05/18

ようこ

7
司書の末席を汚すものとして日々、自分はどういう方向に進化していくべきだろうかとかどうせ私なんか職場じゃアウェイだから・・などとぐじぐじ考え込む私に喝をいれてくれるような一冊。司書は人を育てる、刺激的な仕事でいつも情報に対して感度を磨いておかなくてはいけないのだな、と気が引き締まる思いだ。もっと勉強したいなあ。それに調べ学習は特別に出来のいい子の為にやるものではないのだ、という気持ちにさせられる。面白くて人を育てる企画を考えたい。地方の片隅にある小さな学校図書館でもできることはたくさんあるのだ。2012/02/16

刹那

6
レポートのために部分読み。アンド、流し読み。図書館司書の専門性について考える章と、レファレンスサービスの動向と技術の章、これからの公共図書館のあり方の章がおもしろかったし、勉強になりました♪2013/09/25

スイ

5
時に激しい調子になるほど熱を込めて、図書館について様々な角度から論じられている。 県立図書館の立ち位置やレファレンスについて、地方行政との関わりなど、わかりやすく参考になった。 ただ…細かいところをつつくようなのだけど、離れた職の身分証を使ってどうこうしたというのは、講演でちらっと話すのはともかく本にまで収めるべきではないのでは…。2018/10/02

キリル

5
これからの図書館について県立図書館を中心に述べています。住民参加の拡大など目指すべき方向性だけでなく実務に関する内容も含まれていて参考になります。調べものに関する人々の意識、本の貸出に関する話が印象的でした。この本でも触れられている司書の必要性について、確かにネットのおかげで個人でも情報の入手が容易になりましたが、一方で増え続ける膨大な情報の中から必要な情報を見つけるのはこれまで以上に困難になるはずです。その中で利用者と利用者の求める情報を結び付けられる専門職としての司書は必要だと改めて思いました。2016/01/30

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