要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論

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要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論

  • ISBN:9784780801712

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内容説明

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ケインズが1936年に執筆し、その後の世界経済運営を一変させた『雇用と利子とお金の一般理論』(The General Theory of Employment, Interest and Money)を山形浩生が完全要約。



1929年から始まった世界恐慌を受けて書かれた『一般理論』は、2008年のリーマン・ショックから続く世界同時不況の状況で、さらに有効性を増している。



原文のすべての段落を1段落ごとに要約した「完全要約」とともに、巻末には要約・翻訳の山形浩生自身による解説と、経済学者の飯田泰之による解説を新たに収録。



これまでで一番読みやすいケインズ『一般理論』です。

目次

第1巻 はじめに
第2巻 定義と考え方
第3巻 消費性向
第4巻 投資をうながす
第5巻 賃金と価格
第6巻 一般理論が示唆するちょっとしたメモ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

27
ケインズ、山形、飯田の「ぶっちゃけトーク集」。紙幅の9割方をしめる「本体部分」についてはほとんど読んでません。"「一般理論」はいささかとっちらかっている。消費や需要の話があり、 雇用の理論があり、投資の理論があり、金利の理論があり、(中略) 結局この理屈でどうしろと?アレはダメ、コレはダメ、というのは わかったけれど" (P248の「訳者あとがき」より)2012/11/17

高橋 橘苑

19
私レベルのケインズ経済学初心者にとっては、有意義な要約書であった。改めて、著者がこの有名な古典を翻訳する意図も、解説を読んで理解できた。失業に対する処方箋、完全雇用実現の為の有効需要創出、人々の流動性選好とお金の量が金利を決定するということなど。又、低金利に伴う流動性の罠とIS-LMモデル等、特にリーマンショック以降の状況の中で再評価されている事も記されている。一方で、フリードマンの批評はインフレ問題だけでなく、ケインズ経済学だとどうしても国単位による大きな政府を志向してしまう点にあるのではないだろうか。2017/01/02

いつき

7
ほんとに簡潔に要約されてて読みやすい。 全章を訳しながら「ここは現代では当たり前だから読み飛ばしてよい」とか書いてあって気兼ねなく読み飛ばせる。 そのために目次やアブストラクトも工夫してあるので興味のあるところだけつまみ食いして読了。 2012/02/04

おおた

5
いわゆる難しい本はこういうふうに要約だけでも勉強になる、ということが分かる。目次以上、解説以下って簡単なようで難しい。2014/01/19

きゃれら

4
実際は、訳者の山形浩生氏がサイトに挙げているものを読んだんだけど内容は一緒なので。18世紀の国富論と並行して読んだので、議論が精緻化しているのを強く感じる。経済学はどうも科学になりきれておらず、その時の情勢(戦争直後とか大不況とかバブルの最中とか)の影響を強く受けていることがわかってきた。ケインズさんのみならず、スミスさんもマルクスさんもいいことたくさん言ってるので、みんなで読み直した方がいい気がしてならない。経済学部じゃもう教えないってほんと?2020/12/24

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