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内容説明
「日本騎兵の父」と称えられた兄・好古。
名将・東郷平八郎から「智謀湧くが如し」と絶賛された弟・真之。
この兄弟を抜きにして日露戦争は語れまい。
礼儀作法を重んじ、無欲恬淡、豪放磊落な兄と、形式にとらわれず、つねに本質を見極めた天才肌の弟。
全く異なる性格だが、ふたりとも戦場ではつねに作戦のことしか考えなかったという。
人間的な魅力溢れるこの兄弟の知られざる素顔に迫る人物評伝。
日本騎兵の父、兄・好古と日本海海戦を勝利に導いた弟・真之。『坂の上の雲』の主人公の知られざる栄光と苦悩、そして兄弟愛を描く。
【著者紹介】
作家
目次
第1章 兄弟の誕生―おだやかな兄、やんちゃな弟
第2章 兄は陸軍、弟は海軍―海軍において身を立てんとす
第3章 快勝の日清戦争―敵の砲兵陣地に乗馬襲撃を敢行せよ
第4章 陸軍教官と海軍謀報部員―兄はリーダー力、弟は天才性を発揮する
第5章 日露戦争前夜―風雲急を告げる明治日本
第6章 兄・弟の日露戦争―秋山支隊の大活躍と旅順での苦戦
第7章 奉天会戦と日本海海戦―皇国の興廃この一戦にあり
第8章 真之の死、好古の晩年―智謀湧くが如し
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masa03
0
『坂の上の雲』は読んだので、その部分は期待していなかったが、兄弟のその後が書かれているようだったので読んだ。 なるほど、確かに兄弟の最期までが書かれている。しかし、一番知りたかった、なぜ、日露戦争で薄氷の勝利を収めた日本が、そのわずか40年の後に、あんな無謀な戦争に突入するのか、ということは端緒もつかめなかった。 まぁ、真之が神のご加護と言っている感想が、人々の間で増幅して歯止めが利かなくなっ…(ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています)2012/08/31
moco0913
0
太平洋戦争とは一味違った日本軍の戦い方、考え方。特に陸軍は注目。2011/12/09