内容説明
うら若きグレースは愛し合って結婚することを夢見て、後見人の公爵夫妻とともに社交シーズンのロンドンに向かっていた。道中の宿屋で居合わせたのは、ルシアン・セントクレア卿。あまたの浮き名を流す放蕩者にふさわしい美男子だ。そのルシアンが夜遅く、彼女の部屋に間違えて入ってきた。しかもあわてて逃げ出しもせず、寝乱れた彼女を熱っぽく眺めると、キスを求めてきたのだ。そして唇を奪われたまさにそのとき、公爵夫人が扉を開けた!夫人に誤解され青ざめたグレースにルシアンは告げた。こうなった以上、結婚するしかない、と。■スキャンダルを防ぐために、愛なき結婚を迫られるグレース。前作で新たな魅力を披露したC・モーティマーが贈る、セントクレア家の恋物語、第2話は涙と笑いがあふれる珠玉の一作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
@積読解消中。キャロル・モーティマーのヒストリカルは初めてかも。ルシアンが心の中で呟いた言葉がグレースとの仲を表している。「わたしたちには口論か濡れ場しかないのか」(笑)。グレースの後見人の公爵家に次々起こる事件の真相は薄々気づいていたんだけど、あまりにも淡々と片付けられてしまって消化不良。2017/04/30
akiyuki_1717
2
前作と全く同じヒロインで、ヒーローの妹も同じような正確とあるので、読む気が失せる。ハーレクインの代表作家とて、勝気で怖いもの知らず、口喧嘩でしか会話のできないヒロインにしか仕上げられなくなるとは…恐るべきヒストリカル…ヒーローもヒロインに手綱で叩かれて、頬にミミズ腫れができても、さほど怒りもせず、ちょっとぼんくらっぽい感じで、前半に書かれてるような、放蕩者でも、軍人として活躍できた人物とは思えなかった。登場人物の誰にも魅力を感じませんでした。2015/07/27
砂月周
2
ヒーローとヒロインの言葉の応酬は初めは子気味良かったんですが、毎回そのノリでのやり取りだったので正直後半行くにつれて「ああ、またこの流れか」と飽きました。お互い意固地になり過ぎて一歩も引かない会話に、何の意味があるのかな?と。反発心もあるんだろうけど、もうちょい大人な会話をして欲しかったなと残念な気分になりました。 HQのサイドストーリーって何でこうも呆気ない終わり方なのか・・・。メインよりもサイドの方が気になってたので、もう少し掘り下げて欲しかったなぁと思います。2011/12/17
nayui
1
かなり頑固で意地っ張りなヒロインで、ツンケンした物言いにイライラ。ヒーローはヒロインに振り回されっぱなしでインパクトがイマイチ。展開もこれといった山場無く微妙。 2012/01/01
Mari
0
★★★2012/03/22
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