わたしを宇宙に連れてって - 無重力生活への挑戦

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わたしを宇宙に連れてって - 無重力生活への挑戦

  • 著者名:メアリー・ローチ/池田真紀子
  • 価格 ¥1,571(本体¥1,429)
  • NHK出版(2012/02発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140815083

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内容説明

宇宙には人間が生きるために必要なものが何もない。「空気、重力、生鮮食品、あったかいシャワー、プライバシー、ビール…」人間は何にどれだけ耐えられるのか? 無重力空間で健康は保てるのか? 一般人が宇宙に行くことは実現可能か? 口の堅い宇宙開発研究ラボの扉をこじ開けた、渾身の体あたりルポルタージュ。

目次

頭はいいんだけど、折り紙の腕前がねえ…―日本の宇宙飛行士選び
ライフ・イン・ア・ボックス―隔離と閉鎖が招くアブナイ人間関係
スペース・ハイ―宇宙は人を恍惚に誘うのか
お先にどうぞ―重力のない生活には危険がいっぱい
重荷を降ろして―C‐9ジェット機でゼロG体験
宇宙酔い―宇宙飛行士のナイショの苦しみ
宇宙カプセルの死体―NASA、衝突実験ラボに行く
人類にとって毛高い一歩―ハムとエノス、波乱の宇宙飛行士人生
この先32万キロ、ガソリンスタンドありません―月面探査計画より難しいシミュレーション計画
「ヒューストン、カビが発生したようだ」―科学のために入浴をあきらめた人々〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

23
宇宙で生活すること、それを面白可笑しく科学するサイエンス・ノンフィクション。いやー、面白いね。小ネタ満載でユーモアたっぷり。「宇宙開発のエキスパートにとって、あなたは巨大な頭痛の種だ」この言葉は実に的を射ており、人間の重量・食糧・排泄・性欲・睡眠は大きな問題で、ただ宇宙に打ち上げれば良いわけではない。最小限のスペース、最小限の重量の中での宇宙飛行士の生活は過酷・下劣を極める。華やかな宇宙飛行士裏側は想像以上にきついよ、臭いよ、汚いよ。さぁ皆さん、宇宙に行く準備と覚悟は宜しいでしょうか。2013/12/20

あやの

7
宇宙開発。現代の科学を結集させて未開の地に挑む。そんなイメージだったけれど、人間が行うということは食事排泄、その他諸所の事情もあるわけでで、とっても人間臭い。理論的にはそれで十分なのだけれど、任務に追われた宇宙飛行士が実際に行うととっても不自然と言うか悲しくなって来ると言うか。特に排泄関連。研究者たちの、あらゆる場合を想定して実験に実験を繰り返すのがすごい。後書きの、宇宙開発は新たな地について知るというより、宇宙開発それ自体が科学発展への促進剤として働く、というのがなるほど。2014/08/20

χ

6
飛行士選び、閉鎖空間、宇宙ハイ、無重力、宇宙酔い…マイナーだけど宇宙と深く関係してる分野の研究取材。未知への挑戦には試行錯誤と問題がつきもの。その経緯を軽妙洒脱に紹介してる。下ネタやきわどいことにも触れてるのがすごい。生まれた赤ん坊が何の役に立つか、という反論は詭弁臭いが肯定感や飛躍を生むのには役に立つかな2017/12/22

ケニオミ

3
「本当はどうなってるの?」という宇宙での生活に関する質問は、どこに向けていいか分からないし、ちゃんと答えてくれるかどうか分からないので、大抵胸の中にしまっていると思います。そんな質問に正面から答えてくれるのが本書です。無重力での排便や船酔い、セックスに至るまで俎上に挙げています。宇宙では何が起こるのか分からないので、くどいまで地上で実験を繰り返すことにしており、アポロ13号で発生した事故の対応まで想定していたようです。宇宙飛行士はただの駒なんだと少し寂しい想いがしましたが、著者の語りは面白くお薦めです。2011/12/04

takao

2
ふむ2021/06/23

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