内容説明
羽生善治登場以来、将棋界は同世代の佐藤康光・森内俊之・藤井猛ら「羽生世代」と言われるキラ星のごとき棋士達がしのぎを削ってきた。しかし、渡辺明竜王を筆頭に、この層の厚い世代を突破しようと若い才能が台頭しつつある。「羽生世代」を倒して次の時代を切り開くのは誰なのかなど、世代間の激闘が繰り広げられている平成の将棋界の歩みをエピソードを交えながらたどると共に、次代を担う若手棋士に注目し、将棋界の現状や今後の展望をベテラン将棋ジャーナリストが語る。特別インタビュー、羽生善治に聞く「将棋界の過去・現在・未来」も掲載した、将棋ファン必読書。
※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
の
3
タイトルと中身に違和感があったけど、最近の将棋のトップ争いがわかるいい本でした。2015/07/09
glaciers courtesy
3
内容が面白いかどうかは置いておくとして、これはタイトルに偽りありだろ。前半は羽生を中心とした平成の将棋界の主にタイトルホルダーの変遷が淡々と書いてある。しかし、読者を引き込むようなエピソードが描かれる訳では無し、梅田望夫のような独自の切り口がある訳でも無し。で、タイトルで登場する「12人の挑戦者」というのは若手有望棋士の紹介が2~3ページづつされているというだけ。特に羽生とのからみが書かれている訳でも無い。少なくとも、日頃、将棋界をウォッチしている人には物足りない内容だと思う。2012/04/05
tamagotree
2
12人の挑戦者…はタイトルに載せるほどでもないとは思ったけど。ベテラン将棋担当新聞記者という著者ならではの、エピソードとかプチ取材力により、すごく楽しい将棋本。2016/02/18
mitsu
1
羽生さんをメインとしてタイトル戦の歴史、現代将棋の流れなどが書かれた本です。羽生さんがらみで色々読み始めて、こちらの本も読んでみたのですが、プロ将棋の指し方の変遷などもわかったので良かったです。2016/06/05
つる
1
将棋、駒の動かし方はわかりますが、細かいルールはわかってないです。ただ、個人的に最近将棋界ブームなので読んでみました。将棋界が良く分かってなかなか楽しかった。2015/12/27