真田三代 - 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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真田三代 - 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

  • 著者名:平山優
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2012/02発売)
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  • ISBN:9784569800080
  • NDC分類:288.3

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内容説明

武田信玄に仕える一方で、長尾景虎とも誼を通じようとした真田幸綱。
徳川氏の力を借りてまんまと上田城を手に入れた昌幸。
滅亡しつつある組織特有の固陋さによって献策が受け入れられず、悲劇的な死を遂げた信繁…。
智謀と勇猛さで戦国時代を生き抜いた真田三代の本来の姿を、日本有数の戦国史研究家が丁寧に描く。
近年の戦国・織豊期研究のめざましい進展や、新史料の相次ぐ発見を踏まえた新たな決定版。
虚飾を退けることで逆に新鮮な驚きと感動を呼び起こす。
信玄配下ながら長尾景虎とも誼を通じた幸綱。徳川軍の力でまんまと上田城を得た昌幸。献策が退けられた信繁の悲劇。三人の実像に迫る。

【著者紹介】
山梨県立博物館学芸員

目次

第1章 真田氏の興り(真田氏の祖「滋野一族」の実像;真田氏はいつ、どこで誕生したか)
第2章 真田幸綱の本領回復(苦難のはじまり;武田晴信への臣従 ほか)
第3章 真田昌幸の飛躍(武田信玄の近習時代;兄信綱の死と家督相続 ほか)
第4章 「犬伏の別れ」と上田合戦(東国の火薬庫、弾ける;豊臣大名真田氏 ほか)
第5章 真田信繁の悲劇(真田信繁の雌伏;大坂冬の陣 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

22
真田昌幸の実力は大河ドラマ真田丸でも描かれた天正壬午の乱や徳川勢を翻弄した2度に渡る上田合戦が知られているが、それ以前の武田家の部将としても長篠後に西方戦線が不利になる中、上野国を中心とした東方戦線を得意の調略で武田家優勢へ持っていった立役者であった。そういった活躍が出来たのも外様の子弟という立場から側近にして譜代格にする異例の抜擢をした信玄の眼力も大きい。2023/01/05

majimakira

13
長く取っておいた平山氏の真田家考察書。大河開始を期に、復習も兼ねて暫く紐解く。私は以前から信繁よりも信幸(信之)派であるが、改めて大阪城決戦の史実と伝記に触れると、信繁・大助父子の悲運に想いを馳せ、その無念を愚察し、胸が熱くなるのを止められない。真田家が好きだから当然だが…。大好きな信幸役が大泉洋氏と知って微妙な心持ちになった大河だが、この歴史的大義を映像で存分に楽しむべく、これからも毎週楽しみに待ちながら拝見したいと思う。2016/01/30

なつきネコ

10
平山氏の別著『真田信繁』の研究成果に驚嘆したので手にとった。幸隆、昌幸の項は面白い。不屈の幸隆像が見える。子の昌幸も同じ不屈ぶりが伝わり過ぎたのかも、九度山に流された時に信之が残り、自分は隠居したと思ってもいいのに、そばの信繁を不憫に思ったのかもしれないが。いかに昌幸が信玄に愛されたか、まさに親族扱いから奉行衆と出世はすごい。しかし、信繁の項はいただけない、幸村で充分な通説のみ。浪人の中で三番手と言うが後藤又兵衛より優遇の結果が真田丸。官位のない後藤又兵衛と官位持ちの真田は扱いはかわるだろう。2019/08/26

うしうし

7
「史実を徹底的に調べ上げ、デイテールを重んじ徹底的に書き込むことで、事実の持つ重みや広まりを表現することを信条とし」(p304)た筆者の歴史観が遺憾なく発揮された著作。私は幸綱段階の歴史や地理感の知識に乏しいため、著者の該博な内容について行けず、しばしば中断してしまったが、昌幸以降はめまぐるしい政治情勢の変化が詳細に記述されていて大変興味深かった。家康の上洛の背景には、関東地方の様々な勢力争いが背景にあったことを改めて認識した。2015/12/08

珈琲好き

7
家康「時空を超えてあなたは一体何度―― 我々の前に立ちはだかってくるというのだ!武田信玄!」2015/08/10

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