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内容説明
「大災害から立ち直る俺たちの姿を世界に見せてやる!」2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震発生。巨大津波によって壊滅的な被害を受けた東北沿岸地域に、決してあきらめず、立ち上がる地場企業の経営者たちがいた。「命を賭けても、社員の雇用を守る」(高田自動車学校)「これを機に、力を合わせて業界の仕組みを変えよう!」(木の屋石巻水産)「会社の発展と町の発展はイコール。これからもこの町でやる」(石巻ガス)彼らが目指しているのは、お金でもやりがいでもない。ただ、あたりまえだった日常を取り戻すことだけだ。生きていることの尊さ、仕事をする意味、人間としての生き方。その答えは本書の中にある。
目次
第1部 震災が、私たちに教えてくれたこと(この出来事を、ただ悲しいことに終わらせたくない 海外から注目される東北沿岸地域 被災した人々から教えられたこと 東北地方を夢の国、憧れの場所にする ほか)<br/>第2部 困難の中で輝く未来を創造する会社(株式会社木の屋石巻水産(水産加工食品会社)<br/>石巻ガス株式会社(ガス供給会社)<br/>株式会社アイリンク(牡蛎販売会社)<br/>さいとう製菓株式会社(銘菓製造販売会社) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
4
東日本大震災で甚大な被害を受けながらも、そこから立ち直ろうとする石巻、陸前高田や釜石などの経営者を取材しまとめた本。本当に人間の強さを感じます。「自分はなぜ働いているのか?」「働いていくうえで大事にしなければならないものはなんだろう?」「自分にできることは何だろう?」、そんな疑問を改めて考えさせられます。2012/02/07
SORA
1
被災した東北地方の会社が、地震当日の様子とその後復興めざして活動していることを会社の代表が語った本。避難生活の中からの、以前よりも大きな夢を抱いて立ち上がる姿に、他の地域が見習うべき、大きな優しさと強さに包まれているような地域になるような予感がして、心が震えました。幾度も困難を乗り越えてきた日本人魂が、東北にも確実にあると思い、こちらが勇気づけられるエピソードばかりでした。2012/01/07
yassy612
1
人間の力強さを感じる一冊。読みながら涙が浮かびました。本気の人が見せる後ろ姿はまぶしく、背中がとっても大きく感じました。2011/10/29
みやか
0
21時28分読了。知人から借りた。2011年発行。黒川温泉はよいところだと聞いているが、このほんに書かれているエピソードを読んでほんとうにすばらしいなぁと思った。個人の利益や幸福をだいじにしつつ、チーム(地域社会や国、世界)全体の幸福度も上げてゆける仕組みが実際に動いているようすがよかったし、自分もそういう風に自己や他者を鼓舞できるようになりたいと思う。ミヒャエル・エンデの「希望とは超自然的な徳なのだ」という言葉をおもいだした。2013/08/16
ちよじ
0
がんばれる。2011/11/23