新潮新書<br> 国民ID制度が日本を救う

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新潮新書
国民ID制度が日本を救う

  • 著者名:前田陽二【著】/松山博美【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2012/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106104404

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内容説明

国民への番号付与は「世界の常識」である。もし日本でも実現していたら、東日本大震災の被災者支援はもっとスムーズに進み、「消えた年金」問題も生じず、「役所たらい回し」も減っていたかもしれない。経済効果は年間3兆円以上との試算もある。アレルギー反応を示すより、「番号がないことのマイナス」を真剣に問い直すべきだ。導入後の社会のイメージ、情報漏洩の防ぎ方など、制度の根幹を徹底解説。

目次

第1章 あたりまえのことができていない国
第2章 国民ID制度は世界の常識
第3章 IT戦略の「失われた10年」
第4章 国民IDの不在が生み出す深刻な問題
第5章 行政システムを一気に変える起爆剤
第6章 情報漏洩はこうして防ぐ
第7章 便利で公平で安心な社会を目指して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuya

16
e-Japan構想、そういえばあったなぁ。住基ネットもそうだったけど、思った程には効果が出ていないように感じるのは不思議です。 管理する側の効果を訴えるならば、むしろ利用者側のメリットをもっと強くアピールすべきなのではないでしょうか。と、国民ID制度導入を擁護する側の主張に立脚した一冊でした。【15/25点】2014/03/10

calaf

11
情報漏洩の危険性は技術と運用で何とかなる。少なくともうまくやっている国は多くある。メリットは、控えめに見積もっても年間数兆円。もちろん、それによって失職者も大量に発生するなど影響は大きいでしょうけど。。。2012/01/13

まめタンク

7
2012年20冊目。少し前、日本では「年金記録」の使途不明が問題になった。転居すれば住民票を窓口へ、年金支給も窓口へ21世紀も10数年が経っても行政のサービスは営利企業のそれとは正反対の位置にいる。「国民ID」つまり、生まれた赤ちゃんに対して国民番号を付与するというものだ。これが行政を効率化し、社会、日本を救う。これが本書の基本的な主張だ。2012/05/12

lime@灯れ松明の火

6
いいことばかり書き過ぎのような気もするが確かに国民ID制度の導入によって得られるメリットはデメリットを上回っていると思う。行政コストの大幅な削減や国民側の事務手続き簡素化は魅力的。個人的には医療費控除のためにいちいち領収書を保存しなくて済むというだけでも有難い。気になる情報セキュリティの問題も個人情報を重要度によって分類分けして管理する手法を導入するだけでもかなり違うのではないかという気がする。増税ばかり先行して成立させマイナンバー法案は置き去りの感があるが、インボイス方式と併せての導入を強く望む。2012/09/23

那由田 忠

4
 年金未納問題に大きな疑問を感じる人は多いと思うのですが、その原因や解決策が新聞で示されません。それが国民ID制度。これからは、個人ごとに必要な公共サービスを、申請形でなくプッシュ型、政府が動く形で提供していかねばなりません。「クロヨン」の「ロヨン」の人たちが既得権益を守るため、問題をプライバシー問題にすり替えて不安を煽ってきた結果が年金未納問題や重なる税収不足なのです。日本の将来がこの実現にかかると考えています。2012/01/08

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