みどり色の星

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みどり色の星

  • 著者名:藁科れい
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2014/11発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569799469

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内容説明

人生は夢かもしれない。でも、幻の中で、せめて幸せでいられたら。19歳の遠山エリカは、冬のある日、知り合いの中学生とともに訪ねた研究所に閉じ込められ、たまたまその場に居合わせた6人と共に想像を絶する「時空の旅」を経験する。たどり着いたのは、みどり色の太陽が輝く星。大通りに立ち並ぶ五角形の几帳の家には、生きるために必要な備品がすべて備えられていた。そこは、高度な文明を持つ異星人が、訪問者たちのために作った保護地域だったのだ。途方にくれる彼らに、やがて頼みの綱だった樹田博士から、「時空の一致するところに移動せよ」という緊急指令が入る。彼らは再び時空をジャンプし、無事地球に戻れたのだが……。それは幻覚でしかなかった。落胆と失望の末に、エリカはひとつの選択をする。月日は流れ、49歳になったエリカはついにすべてを思いだす。先が読めない展開、深く心に余韻を残す読後感。構想7年、SFファンタジー小説の傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

41
心にしみる話。家族っていったいなんだろう、と思ったら鼻の奥がきゅっと詰まって悲しいような苦しいような、水の底にもぐっているようなそんな気分になりました。壊れた家族を思う人、離れているけれど満たされた愛のある家族に暮らす人、壊れかけた家族をつなぐ人、そしてこの物語の後半でつくられる新しい家族。パラレレルワールドで最後にエリカがする決断は良かったのか悪かったのかわからないし、水の底で見た幻のような物語なのだけれど、この世界のどこかにあるかもしれない深い緑色の星のことを、誰もがきっと忘れないと思う。2012/02/28

そのぼん

12
とあるきっかけで異世界に行く事になった主人公…。SFファンタジーで、かなり世界観に慣れるのに時間がかかりました。2012/07/07

もーちゃん

7
今生きてる世界は全て幻なのか?いや、その方がいいんだ・・・。 SFは苦手だ、と思いつつ、結局最後まで読んでしまった。最初の場面とつながる後半のシーンに、あぁここまで頑張って読んで良かった、と思った。2013/01/06

刹那

5
きっかけは図書館の新書コーナーに並んでて、パラパラめくると、筆者が兵庫出身で親近感沸いたので、借りました♪読み出してまさかの展開続きで、先が読めず、大どんでん返しがたくさん!!うへーと思いながら読みました。ひとくくりに、地球人といっても、一人ひとり感情も愛の形も違うのは当たり前。危機に面した時の仲間意識はすごいし、たのもしい☆冒頭がまたよみかえしたくなる…(*^^*)2012/02/29

4
苦手なジャンルだったにも関わらずページをめくる指が止まらない。それだけ先の読めない展開で、作者の想像力に脱帽しました。面白かったです。2012/10/04

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