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内容説明
大震災直後に最高値更新――その理由がわかりますか? 「財政赤字拡大で円安に」「人口減で円は売り」「為替相場は国力を反映する」――市場に溢れる誤った解説を一刀両断。為替相場を見る基本をやさしく解説。
目次
第1章 円高と円安―その本質を理解する
第2章 為替の市場とはどんなところか―ディーリング・ルームで行われていること
第3章 国力が為替相場を決めるわけではない―長期的な為替相場変動の要因
第4章 円に買われる理由などいらない―中期的な為替相場変動の要因
第5章 強い雇用統計で売られるドル―短期的な為替相場変動の要因
第6章 米ドルは最弱通貨
第7章 米金利が下落すると円高になる―金利の動きと為替相場の関係
第8章 介入で「円安誘導」などできない―介入のメカニズムと効果
第9章 「対米ドル」相場一辺倒の時代は終わった―これからの為替市場と政策課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
16
【概要】為替相場は長期的にはインフレ率と相関するとし巷の誤謬を解く。【感想】マスコミ関係でも誤った相場認識により頓珍漢な解説がなされる。そのような認識を少しでも正し為替を理解するための一冊だ。11年の80円あたりの円高期に書かれた本のためか金融緩和や介入に懐疑的なスタンスだったり、デフレ傾向に対しての記述がポジショントークとも取れたりと一部は賛同できない。それでも不況時の円高をきれいに説明されており参考になる点が多い。再読したい。2018/05/20
ペールエール
10
端的に言うと、「為替って相対的なモンだよ」ってことだと思います。 2013/06/03
しゅーへー
9
ビジネスマンとして為替の知識はそれなりに持っとかないと、と思いセレクト。導入部(第2章まで)は素人の私にも分かりやすいです。専門用語が新出すれば、直後の項で解説されていて、概要がつかめますね。クロス円の動きを見て、はじめて米ドル/円相場が議論できるのですね。これがこの本の80%くらいを説明しているような気がします。しかし、第3章からは、難解になり、構成も落ちてます。購買力平価や実質実効レートの説明までは頷けるものの、そこから先は説得力がなくなってます。重相関係数が0.36で相関が強いはずがないですよね。2012/08/12
たかしくん。
8
文字通り、「何故弱い日本なのに、強い円なのか」、理解出来ました。2011/11/18
プラス3
6
目鱗たくさんの良書。『円高の正体』や『円のゆくえを問いなおす』よりはこっちの方の主張が自分にはしっくりくる。2012/12/14
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