角川oneテーマ21<br> 孫文 ──その指導者の資質

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角川oneテーマ21
孫文 ──その指導者の資質

  • 著者名:舛添要一
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041100486

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内容説明

国際政治学者でもある著者が、混乱を極める時代にあるべきリーダーの姿を解説。度重なる失敗にひるむことなく、遂に中華民国を作り上げたその思想と人脈術を、現役の政治家の立場から解説。

目次

第1章 孫文と指導者の資質(類例を見ないリーダー・孫文;けっしてめげない「失敗の英雄」 ほか)
第2章 キーワードで辿る孫文の足跡(奇抜とは言えない人物像;子どもに米の飯を ほか)
第3章 革命を支えた日本人(第二の『坂の上の雲』)
第4章 日中関係とは何だったのか(日中のこの百年)
第5章 中国とどうつきあうか(隣国中国とどう関わっていくか;新しい国際システムの構築)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大ふへん者

4
参議院議員(当時)の舛添要一氏による革命家「孫文」論。3.11のあった日、氏は中国で辛亥革命100周年の記念講演に出席していた。国家の危機的状況として奇しくも通じる二つの事件は、自民党を離党し「新党 改革」の代表となった氏にとっても偶然だけではない妙な親近感があったように思われる。本著前半は革命の指導者「孫文」から「孫文」一個人までを先行研究や歴史を追いながら紹介する。後半では当時から現在に渡る日中関係とその展望、具体的政策なども提示する。2013/11/19

Mitz

3
「日中関係を深めるためには、内面的なつながりを深める必要がある。互いの歴史や文化を知る事が肝要」と著者は主張する。確かに官民・親反を問わず、今の日本の中国との接し方は表面的だと感じることが多い。この本は、辛亥革命100周年の節目に、孫文という人物を通して中国を考えるもの。主旨は良いが、副題の“指導者の資質”がぼやけている点と、“章の中に区切りがなく読みにくい”という構成面の欠点によって、印象は薄いと言わざるを得ない。2011/12/03

だ~しな

2
台湾旅行に行ったので、折角だから台湾の歴史知識をアップデートしようと借りた本。舛添元都知事が著者とは全く気づいてなかった。 孫文の改革とリーダーシップがテーマで、彼の行動と思想、その行動力の源泉は何かを切り込んでいく。後半は日中関係と絡め、孫文、中国、日本の関係性がどう変わっていったことに視点を置いている。個人的には、日中両国の関係性に孫文の影響が垣間見えるのが興味深かった。満蒙問題はじめ諸問題に孫文の動きが影響あったので、歴史はやはり通じてるな、と思う次第。2019/11/04

たぬきのしっぽ

2
指導者論、孫文の生涯、著者による日中関係への提言という三部構成。相互にほとんど連関がないのが致命的で雑な印象。だた、孫文のエピソード集としては一応まとまっている。彼は常に大目標を見すえ、瑣事には囚われない。懐の深い孫文の次の言葉は重い。「私は二十年来、日本の失敗外交のため辛酸をなめたが、一度も日本を捨てたことはない」(201)。あと、「日中の百年の歴史や文化を少しでも勉強していれば」、尖閣の漁船衝突問題のときのような「衝動的なナショナリズムにはならないはずだ」、という著者の意見には、素直に共感(237)。2013/04/22

hajime_china

1
孫文に協力した日本人については、かなりの研究があるけど、舛添さん、とてもよくまとめてある。松本楼の社長さんからもかなり話しを聴いたみたいで、エピソードなどは、特に面白く読んだ。しっかし、議員さんは、こんなこともしているんだなと。。趣味なのか?昨年の辛亥100年につづいて、今年の日中国交正常化40周年のために、勉強されたのか。それとも趣味?なわけないか。。2012/01/08

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