NHK出版新書<br> 新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか

個数:1
紙書籍版価格 ¥814
  • Kinoppy
  • Reader

NHK出版新書
新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか

  • 著者名:萱野稔人【著】
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • NHK出版(2013/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140883617

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

今、なぜナショナリズムを考察するべきなのか? 格差・貧困問題から経済復興までの喫緊の課題は、「国家」「民族」などのナショナルな意識に訴えかけることなくしては、もはや解決しえない。ナショナリズムを否定するだけの従来の議論を徹底的に批判し、ドゥルーズ=ガタリやフーコーなど現代思想のキーテキストを読み解きながら、ナショナリズムの社会的・政治的な可能性を考える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テディ

32
ポストモダンや近年の保護主義、戦争の流れは、ナショナリズムが強くなり過ぎた影響と単純に捉えていた。ナショナリズムは政治的な単位と民族的な単位とが一致しなければならない。国家は国民の為に存在すべきであり国民の生活を保障すべきものであり、その図式を活性化させて外国人を差別したり排除するものであってはならない。清潔さからナショナリズムを否定してはならない。政治と道億は全く別の物であり政治には倫理的契機よりも物事の結果責任を負う責任倫理に基づき心情倫理に基づく道徳とは異なる。国家、民族の見地で解決するしかない。2017/05/16

白義

20
ナショナリズムに関する本としては最良のものの一冊だろう。中立的でリアルな立場からのナショナリズム論を通した現代思想入門にして、日本現代思想批判。左派の国民国家批判にも、右派の国家崇拝にも全く与せず、国民国家の起源とメカニズム、システムを冷静に原理的に解説し、社会問題を考える枠組みと社会保障機能としての国家に適切に運営、関与するのが大切と言う。フーコー、ドゥルーズ的な発想の強い反ナショナリズム批判というのは珍しいと思う。萱野には珍しくやや攻撃的だがさすがの圧倒的力作だった2011/11/10

masabi

16
日本で受け入れられがちな安易な反ナショナリズムの言説がその実ナショナリズムを理論的根拠とすることで矛盾を孕むことを示し,暴力を忌避しようとして反ナショナリズムを展開するのではなく暴力を見据えて現状認識をすべきと主張する。ナショナリズム論はゲルナー,アンダーソンに,資本主義と戦争についてはドゥルーズ=ガダリに,国家の変容をフーコーに依拠する。2015/03/24

おおかみ

16
ドゥルーズ=ガタリやフーコーらを援用しつつ、ナショナリズムの定義、役割、変遷を考察、日本の人文思想界における紋切り型の反ナショナリズムを痛烈に批判する。やや過激だが理路整然としており、満足度の高い一冊。「現代思想の新しい入門」と銘打つのも納得で、自明視された言説をクリティカルに見つめ直す作業が実に爽快である。2011/11/29

かふ

14
おフランスで現代思想学んだ人らしくちょっとイヤミな性格だ。最初にドゥルーズやデリダは反ナショナリズムではないと書いているが信ナショナリストでもないのだからナショナリズムが善のように書くのは詭弁。反権力であるのは間違いないし。ナショナリズムが単に国家主義っていうのでもないようでネーション(生まれ育った共通の言葉の問題だ)、その線引が交わる人(二重国籍)とか少数言語の民族の弾圧のされ方とか見ると悪としか思えない。善悪を問う問題でもないがナショナリズムに拒否される少数派の問題とか。2017/11/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4226960

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。