内容説明
「異形を視る特別な力」を狙い、黒い影が秀一を襲う。しかしその影の正体と目的は、鏡ヶ池に眠る美しくも悲しい神話と関係があって――。大人気「妖怪ヶ原」シリーズ最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
76
完結編。ジンさんとカガミの過去の話がメイン。大団円って感じで終わってイイ感じです。2017/05/31
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
49
巷で男性ばかりが川に引きずり込まれるという事件が頻発した「妖怪ヶ原と人魚」、なぜ「カガミ」の血筋の者が狙われるのか。その過去に迫る「妖怪ヶ原と魔鏡」の全2話。シリーズ第3弾。いよいよ完結です。今回はこれまで謎だった神宮寺の過去、そして「カガミ」にまつわる過去が明らかにされます。そのどちらもが相手を思いやるがゆえの哀しい真実が秘められていました。できることなら「カガミ」の末裔である秀一には妖怪ヶ原でいつまでも楽しく暮らして欲しいです。これで終わりというよりも新しい始まりを予感させるラストが良かった。★★★2012/05/25
roomy
22
個人的にとても面白くて綺麗に完結して読後感も良かった。ついつい泣きながら読んでしまった。愛する人とか家族とか弱いわ。秀一と妖怪たちのその後が気になる〜。きっとずっと幸せに暮らしていくんだろうけどね。番外編を期待しつつ。再読だな。2013/06/10
hirune
19
みんなやたらと重たいものを抱えてたのが、解決して良かった☆千鶴ちゃんがすんごく可愛い女のコになっちゃってましたねー(*^^*)2013/08/09
神城冥†
18
鏡ヶ原遺聞シリーズ最終巻!「妖怪ヶ原と人魚」「妖怪ヶ原と魔鏡」の二編。妖怪ヶ原と人魚はジンさんの過去の話。何故不老不死の身になったかがわかる。妖怪ヶ原と魔鏡はカガミの血脈の始まりの謎と、前カガミ達が何故力を失ったかの謎が解き明かされる。それぞれの想いが悲しくて、切ない。ただ、愛しかっただけなのに。頼りなかった秀一くんがすっかり頼もしくなりました!大団円!2015/08/02