内容説明
死者は生きている。なぜなら、霊能力者を介して私たちに語りかけ、また私たちの前に幻像として現われるからである。死者の霊魂は実在し、私たちに何事かを語りかけようとしている。いわゆる幽霊が本当にいるかどうか科学的に探求しようとしたのが、19世紀後半に英国で誕生した心霊現象研究協会(SPR)である。SPRは当時流行していた交霊会や心霊現象のインチキを暴く一方で、どんなに実験をしても真正と認めざるを得ない心霊現象も数多く報告している。メンバーの言葉を借りれば「人を20回も絞首刑に処せられるほど証拠はそろっている」のである。このSPRに所属していたコナン・ドイルは、当初心霊主義には懐疑的だったが、嘘偽りのない霊現象を目の当たりにし、最後には確固たる心霊主義者となった。本書はなぜドイルが霊の実在を確信するようになったか、多くの事例と研究を紹介しつつ、霊現象の科学的な背景にも迫る野心的な試みである。
目次
第1章 コナン・ドイルとはどのような人物か(ドイルの原点は祖父ジョン イエズス会の異端児ドイル ほか)<br/>第2章 「死者は生きている」をドイルはどう証明したのか(ドイルが体験した心霊現象 ハイズビル事件 ほか)<br/>第3章 英国心霊現象研究協会(SPR)(シジウィック哲学教授とSPR キリスト教を信じられなくなった聖職者の息子 ほか)<br/>第4章 コナン・ドイルの論証は正しいか(ドイルの主張の科学的な論拠 科学的であるとは、どういうことか ほか)
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