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内容説明
ガリレオが自作の望遠鏡を天に向けたとき、近代天文学の幕が開いた。以来発展を続け、ケプラーは惑星運動の法則を発見、ニュートンは力学的宇宙論を、アインシュタインは相対論的宇宙論を創出した。そしてガモフの火の玉宇宙論へ。宇宙像は変容を重ね、今や「光の宇宙」が姿を現しつつある。科学探査機は星々の誕生と進化の道筋を明らかにした。宇宙物理学と名を変えた天文学の歩みを巨人たちの素顔とともに伝える。
目次
天文学から宇宙物理学へ
ガリレオ-望遠鏡で見た宇宙
ケプラーとブラーエ-数的な神秘を漂わす宇宙
ニュートン-重力の発見がもたらしたもの
ラプラスとカント-進化する宇宙へ
アインシュタイン-相対論的宇宙像への道
重力の宇宙から光の宇宙へ-宇宙時代の天文学へ
シャプレーとオールト-天の川銀河の構造を探る
ハッブルとフリードマン-膨張する宇宙の発見
ガモフ、ホイル、そしてWMAPグループ-「宇宙論」と呼ぶ理論とは
広がる地平-宇宙物理学の発展
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マーム
19
ガリレオ、ケプラー、ニュートン、アインシュタインという科学史に名を成す科学者達が宇宙研究に果たした役割を宇宙物理学の視点から解説する本書。科学史としても面白い。地球と地形的に類似の天体が現実に存在することを示したいが為に、月のスケッチに山岳や平地などさも本当らしく描いたというガリレオはお茶目(笑)。地球に生命が発生したのは、地球に磁気が発生し、太陽風を地表付近に近づけないようにする仕組みができてからだという仮説には、それにより地球そのものが生命を育むゆりかごとなり得たんだなという感慨にひたりました。 2012/06/20
びっぐすとん
16
110円本。いかにも大学の先生が書いたという感じの言い回しが難解でお堅い本。文章に面白味はないが、教科書に並ぶ方式、望遠鏡や探査機に名前を冠する天才たちを時代ごとに紹介。かなり専門的な内容が出てくるので理解できない部分も多々あったが、偉人の業績を知ることは出来る。地道な観測と天才から天才へのリレーが現在の宇宙物理学へと繋がることがわかる。10年ほど前に書かれた(しかも著者は昭和8年生)のせいか最近の研究者については書かれていない(ホーキングとか)。同時代の人はまだ巨人とは認められないのかな?2021/05/17
hirayama46
6
ガリレオの時代から近代のハッブルやガモフといった人々の天文学の功績を追った一冊。ガリレオやニュートンの時代の物理学はまだわかりますが、後半の宇宙からの背景放射やクォーク・レプトン電荷は理解がおぼつきませんでした……。ムズイよ。2024/06/05
スミレ雲
5
【図書館本】ガリレオ、ブラーエ,ケプラー、カント、、、。ゼロから作った人たちはすごいな。中世から近代に移り変わる時代。宗教的な力が強く、表現の自由がなく、まさに、命を懸けた仕事だったのかな。2018/10/27
左手爆弾
3
天文学と宇宙像の歴史。記述は駆け足気味だがわかりやすい。当初は肉眼で見える星々の観察、やがて望遠鏡などの光学機器を使い、さらには遠くの光の特性を利用した観測へと向かう。また、天文学から天体力学、宇宙物理学への発展も描き出しているのだが、素養がなさすぎてついていけなかった。2020/04/05
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