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内容説明
「最近、頭の回転が悪くなった」と自分で感じたことはないだろうか?昔のようにアイデアが出ない、頑固になった、すぐに答えを急ぐ、突発事態に弱くなった、気持ちの切り替えがうまくいかない……。だが、それは決してあなただけの症状ではない。創造性、ひらめき、問題発見力、感情のコントロールなど、脳で高度な知的活動を司る「前頭葉」は、実は人間の成長プロセスのなかで、もっとも遅く成熟し、もっとも早く衰える器官なのだ。そして多くの人は、40代の現役世代から思考は老化していく――。本書は、最新の老年精神医学の知見をもとに、「前頭葉の機能をIQで測ることはできない」「脳の動脈硬化が、思考の老化を加速させる」「自動思考――反射的に確信してしまう」「高齢者に増える『そうだったのか』思考の危険」など、知識社会を生き抜くための“脳のアンチエイジング”をやさしく解説する。年齢に関係なく、思考の若々しさを保つ秘訣とは?
目次
序章 なぜ今、「思考の老化」が問題なのか?
第1章 思考の老化を加速する「前頭葉の衰え」
第2章 思考の老化―その典型的症状とは?
第3章 思考の老化は、今からでも克服できる
第4章 人生に大きな差がつく「前頭葉思考」
第5章 前頭葉が活性化する「脳にいい習慣」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
79
★★★☆☆ 著者の本は、今年5冊目だが、最も心に響くものが無かった。必要以上に事例やエピソードが前頭葉の機能低下(思考の老化)に結び付けられているような印象を受けた。予防方法としては、頭の使い方を変えようという話なので、漠然とし過ぎていて実践するのは難しいそうだし、効果の確認することはほぼ不可能だと思う。このような新しい考えを受け付けない姿勢が思考の老化と言われるかも知れないが(笑)。2019/06/29
リキヨシオ
20
今、日本人に増えてきている「思考の老化」…前頭葉を使わない事により人の思考が老化していく事。今までは問題解決型思考を基にした工業化社会だったけど、これからは問題発見型思考を重視した知識社会になった。思考の老化は、過去の成功体験をもとにした前例踏襲型の考え方があり多くは前例踏襲を心がけるあまり、問題の本質について考える事がなくなって、想定外のことに対応できなくなる。テレビやネット情報を鵜呑みにせず様々な事に疑問を持ち、些細な事でも調べてみる。思い付きや仮説を大切にする「そうかもしれない思考」が大切だと思った2015/01/06
ぽち
13
正直内容の薄い本ではあります。他の方のコメントにもありますが「どう防ぐか」については具体的にあんまり触れられていません。ただ自分を客観的に見て、物事を多角的に考える、考えているか、そのような示唆だけを受けて、あとは各々考えたり本を読んだり、読んでまた考えたりする契機になればよいのではないでしょうか。ずいぶんレベルの低いことを言っているようですが、それすらにも至っていないように見えるひとはたっくさんいる、ように思う日々。自戒。2016/07/20
キンとギン
8
つまり、ルーチンを減らせばいいということのように読みました。2016/01/25
マウンテンゴリラ
4
前半部分の脳における前頭葉の役割・機能とその重要性については示唆に富み、よく理解できた。しかし後半部分の前頭葉の老化を防ぐ方法については、あまり具体的でもなく、また、その必要性についても納得できなかった。著者は、今の時代が知識社会であり、創造性が何より要求されると主張されているようだが、必然的に衰えるものであるならば、あえて無理をして鍛える必要があるとも思えないし、むしろクリエイティブという名のもとに無駄な工業製品や似非文化的なものが次々と生み出される状況に待ったをかける成熟脳も必要ではないかと考える。2011/10/04
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