ゲームが変わった ポストものづくりの競争をどう勝ち抜くか

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ゲームが変わった ポストものづくりの競争をどう勝ち抜くか

  • 著者名:中村吉明【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
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  • ISBN:9784492395561

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内容説明

「ものづくり」を中心にすえた日本企業は、過当競争からガラパゴス化に陥り、世界市場の競争環境が変わるなかで、かつての競争力を失いつつある。日本企業のお家芸であった「ものづくり」と「すりあわせ」はもはやアドバンテージではなく、コスト増を引き起こし、世界市場で新興国等にもはや勝てなくなっている。それならば「新しいゲーム」で勝つためには、どのような研究開発が必要になるのだろうか? 従来のいったんつくってしまえば終わりという「もの売り」ビジネスから、新しいゲームの世界では、オペレーションとメンテナンスを含んだ「システムで稼ぐ」モデルが主流となる。「水ビジネス」「鉄道ビジネス」などを例に「インフラ輸出」の現状と問題点を明らかにし、日本企業が今後の新しいゲームを勝ち抜くためのふさわしい戦い方を探る。

目次

第1章 ゲームが変わった
第2章 「ものづくり」信仰はなぜ悪いのか―ガラパゴス化する日本
第3章 どのような研究開発がいいのか?
第4章 「システムで稼ぐ」モデル1―水ビジネス
第5章 「システムで稼ぐ」モデル2―鉄道ビジネス
第6章 活路をどう見出すか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mzo

5
なぜか隣の部の部長さんが貸してくれた本。日本企業の戦うビジネスの勝ち筋の変化を「ゲームが変わった」と表現している。水ビジネス、鉄道ビジネスの例を出して解説していて内容は分かりやすくまとまっているが、あまり目新しさはないかな。ただそれは逆に言えば「本来はこうするべきだよね」と各企業が分かっていても諸事情で出来ていないことを、言い訳なしでやらないと活路は開けないということだろう。普段の仕事では、企業合併などは私のコントロールできる範囲にない。せめて目の前の技術戦略策定の仕事では勝ち筋をしっかり考えたい。2011/11/01

ga-ko

4
日本がいかに顧客の心をつかむことから逸れていったのか 説明されていた。私には難しい内容ではあったが、危機感を感じた人も多いだろう。2018/06/28

CYAN913

0
ガラパゴス化って何? 日本の産業の姿って? と疑問に感じた方にはオススメ。もう知っているよって方には再確認・再認識のためにいかがでしょうかという感じでした。 ただ問題提起するだけじゃなく、細かい代案を用意しているのには好感を得ました。2012/02/07

ビアスキ

0
日本の経済がダメな理由がよくわかりました。2011/12/30

岩崎 堅悟

0
経済活動全般において、世界で魅力を失いつつある日本企業の現状を描き、「原因分析」「復活方策」等を提示した書物。 「ものづくり」「技術」重視の発想で消費者ニーズを置き去りにし、「ガラパゴス化」した日本製品は高コスト傾向とのこと。 かつての成功体験から脱却し、世界が凌ぎを削っている「新興国参入型ビジネスゲーム」に転換する上で、「消費者ニーズを踏まえた製品の開発・製造・販売戦略」が問われるとの指摘に同感。 一方で「価格競争力の確保」のために、日本企業の海外移転加速に伴う「日本産業の空洞化」も懸念されるな・・・。2011/10/30

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