内容説明
認知症患者からの絶大な支持を受けている認知症専門医の、「認知症は治らない」、「食い止められない」という従来の常識を覆す本。認知症の一番の問題は暴言、妄想、徘徊、弄便、異食などの問題行動で、家族はこの問題行動に振り回されて疲弊するが、「コウノメソッド」はこの問題行動をいかに抑え、家族を救うかに力点を置く従来にない逆転の治療法。認知症に効果があると考えられる方法を、患者の状態に合わせてオーダーメイド、健康食品も含め、積極的に活用するという、どこまでもあきらめない治療法「コウノメソッド」の素晴らしい効果と実例を余すところなく紹介する。
目次
〈第1章〉認知症治療10の誤り
〈第2章〉認知症治療を私はすべて患者さんから学んだ
〈第3章〉わたしはなぜ、従来の治療法を断念、「コウノメソッド」を見出したのか
〈第4章〉問題行動が激減する「コウノメソッド」の実際
〈第5章〉「コウノメソッド」で認知症の問題行動はここまで改善した
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
円舞曲
8
認知症の問題行動について、わかりやすくまとめられていると思う。フェルガードに期待していいのか、どうなのか?アリセプトとメマリーの併用と大差があるのか?個人差、さじ加減、難しい問題です。2013/01/07
ハイパー毛玉クリエイター⊿
0
「家族を救う」と題されているので、患者家族にとって参考になるような話が扱われているのかと思い、手にとった。しかし、認知症の種類の見分け方や著者の治療法・功績の紹介など、私が求めていた内容とは違った。それにしても、どのタイプ(アルツハイマー型や、レビー小体型など)の認知症なのかを特定せずに診断を下すということが、いまどきほんとうにあるのかしら??2014/11/26