講談社文庫<br> 鳴子守 見届け人秋月伊織事件帖

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講談社文庫
鳴子守 見届け人秋月伊織事件帖

  • 著者名:藤原緋沙子【著】
  • 価格 ¥607(本体¥552)
  • 講談社(2014/01発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062770354

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内容説明

悲運の姉弟の絆を想い、哀しく田に響く鳴子守の音。南原(なんばら)家の埋蔵金騒動に絡んで、穴掘り人足が次々と殺される。真相の見届けにあたっている秋月伊織は、数日前に縄暖簾で「穀潰し」と罵られていた貧相な若い人足・仙吉の豹変ぶりを不審に思い、探索を開始した。苦界に身を沈めた姉と、貧しさに翻弄された弟の運命を描く、大人気文庫書下ろしシリーズ第5弾。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

11
見届け人の第五弾! しかし、読みにくい主眼がふらつくのだ。 見届け自体、テーマになりづらいのでは無いか。 のめり込めない小説だった。 藤原緋沙子…人情噺がもっと上手い作家なのだが…2014/12/10

ごへいもち

7
イマイチのようなそこそこのような。続きはどうしようかなぁ2025/02/03

だいしょう@SR推進委員会

3
町ネタの見届け人が見届ける3つの事件。下級武士、貧しい小百姓の孤児だった姉弟、町人、それぞれの短編は複雑な事情と感情が見え隠れする。好みは表題の「鳴子守」。親子の微笑ましくも哀しい話に胸がつまる。希望の見える終わり方もよかった。ただ、主人公伊織の存在感は薄い。長屋での一人暮らしを始めたお武家のわりに馴染みすぎてる。お記録屋吉蔵もなんだかはっきりとしないキャラ立てだ。もう少し貫禄があってもいいような気がする。登場人物たち全員、腰が軽すぎるのだな、きっと。それで話にしっかりと落ち着いた印象がないのかもしれない2012/04/03

ゆ〜や

3
2話目の話はこのシリーズ読み始めて、初めて「ああ、これこそ見届け人といえる仕事だな」と思った話でした。しかし、伊織の立場が、家がと色々気を使うわりには、命の危険がある用心棒の仕事を吉蔵は簡単に伊織に頼む・・・それこそ死んだらどうするとか思っちゃうよ。2011/12/22

まーら

3
伊織の活躍がいつもの通りかっこいい。そしてここに沁みるお話。「半夏生」いつの時代も変わらぬ産みの母か育ての親か。どちらにも親としての愛はある。ふたつの愛があるおさちは、幸せ。2011/09/18

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