ハーレクイン<br> オリンポスの咎人 サビン

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ハーレクイン
オリンポスの咎人 サビン

  • ISBN:9784596914675

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内容説明

屈強な戦士たちが部屋になだれこんできたとき、グウェンは怯えてガラスの檻の奥に身を寄せた。伝説の生き物ハルピュイアを内に宿す彼女は実験のために監禁され、この一年、自由になる日を夢見てきた。わずかな希望を抱いて目を上げ、息を止める。戦闘の指揮を執るサビンという名の男が彼女を崇めるように見つめていたのだ。そして彼は解放すると約束して鍵を開けた。グウェンは安堵をおぼえ、彼の温もりに引き寄せられるように足を踏み出した。ところが、サビンはほかの戦士に向かって告げた。この女は利用できるから、おれの手元に残す、と。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツキ

10
オリンポスの咎人4作目。サビンたちはハンターがエジプトで聖遺物の調査を始めたと知って後を追うと、ハンターによって監禁された異人種の女性たちを見つける。サビンとガラスの檻に閉じ込められているグウェンは互いに惹かれ合うが、檻から出た途端グウェンは内なる獣をコントロールできなくなり…。疑念の魔物を宿すサビンと不死身の戦士をも超える戦闘力をもつハルピュイア族のグウェンドリン。話が面白いかたちで複雑化してきたのは良いけれど、次世代計画は子どもたちの今後を考えると読後感が重くて…。もうちょっと軽い話がよかったな。2020/06/20

anko

5
うーん。これちゃんと終わるのかな(´・c_・`)濡れ場はともかく、設定が好きなのでそこが不安(。´Д⊂)パリスとトリンに光を…!2015/09/25

mum0031

4
伝説の生き物を宿すグウエンと、暗黒の戦士サビン。 疑念の番人のサビンは、マイナス思考を与える為、スムーズなコミュニケーションが出来ず、 相手に精神崩壊をさせてしまう。 グウエンは、暗黒の戦士を凌ぐ凶暴で残忍な伝説の種族ハルピユイア。 暗黒の戦士に対抗する為、次世代を産み出す保育器と言われる施設に監禁されていた。 2017/08/09

黒崎ディートリッヒ

4
魔物ハルピュアイの少女グウェンドリンは、魔物であるがためハンターたちの実験台として囚われていた。そんな彼女の前に現れたのは、暗黒の戦士たちのひとり<疑念>の番人サビンだった。 ハルピュアイ、『遊戯王』のモンスターでも有名な鳥女ハーピィのことです。人外生物のロマンス物語は数多くありますが、ハルピュアイなんて珍しいな、と思いました。 今回の主人公サビンは<疑念>の番人で一見<暴力>のマドックスとかより大人しいように感じますが、疑いの魔物というのも恐ろしいもの。本作はそんな感じでした。2014/01/12

みとん

2
なんでしょうね。進展があるようなないような。今回は人間でなく、ハルピュイアのグウェンドリンがヒロイン。ヒロインにはなにか特別な能力がないとならないみたいですが、アニヤといい、こんなに強くなくていいよ・・・と思います。正直アシュリンくらいがちょうどいい。戦士以上の戦闘力を持ったヒロインが登場したせいか、いつもより戦闘シーンが多かったように思います。サビン&グウェンドリンの他に、トリン&カメオのカップル(?)も。グウェンドリンの姉たち3人とかダニカの友人はどう扱われるんだろうか?次はアーロンの上下巻。2013/01/24

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