リーダーズノート新書<br> 廃炉時代が始まった―この原発はいらない - この原発はいらない

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リーダーズノート新書
廃炉時代が始まった―この原発はいらない - この原発はいらない

  • 著者名:館野淳
  • 価格 ¥523(本体¥476)
  • リーダーズノート(2011/09発売)
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  • ISBN:9784903722368
  • NDC分類:543.5

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内容説明

「再刊のためのまえがき」より
「福島原発大災害への道」
私はこの本を11年前に執筆した。しかし今読み返してみると、「福島への道」をたどりつつあった原子力発電の問題点を、原子力界の内部からかなり掘り下げることができたと思っている。異論を排除して開発を推進する産官学の癒着体制、ハイリスク・テクノロジーでありながら、その対応を怠ってきた当事者や規制当局、つぎつぎに起きる事故・故障、そして機会さえあればそれらを隠してしまう隠蔽体質、日本の原子力界はこうしたことを反省することなく、ひたすら「福島への道」を急ぎつつあった。
考えてみれば、福島原発で起きたこと──この地震による電源の喪失、冷却材の喪失、炉心溶融、水素爆発などは、この本の執筆当時から、原子力関係者で安全に関心をもつ人たちには広く知られていた事象だった。全て本書にも書かれている。それがどうして福島第一原発では、災害への予防も含めて、適切に対応できなかったのだろうか。かつて原子力技術の一端に身を置いたものとして、このことに一番の「原子力の闇」を感じる。スリーマイル島事故などの教訓が生かされず、技術が正しく伝承されていなかったのである。その理由は何か。この間の事情を知ってもらうためにもと、10年前に執筆した本書を再刊したのであるが、あえて誤植などを除いてそのまま再現することとした。事故が発生してからの後知恵ではなく、事前にどのような警告ができたかを知ってもらうためである。

目次

第1章 ハイリスク=テクノロジーとしての原子力発電(茨城県東海村核燃料製造施設ジェー・シー・オー(JCO)臨界事故の恐怖
なぜ日本の原発は増えるのか ほか)
第2章 原発を点検する(原発の安全性は;欠陥と老朽化が目立つ初期原発―東京電力福島第一原子力発電所 ほか)
第3章 動燃事故で崩壊した日本の核燃料サイクル政策(再処理工場=「放射能化学工場」の困難さ;プルトニウムは天与の資源か邪魔者か ほか)
第4章 非民主的体質を生んだ原子力開発史(原子力導入のいきさつ;激しい論争と拡大路線 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

0
2000年に出版された本である。本の中で、実際にあった原発の事故やトラブルの原因と問題点を技術的に解説しているが、その中で廃炉にすべき欠陥原子炉として、一番目に福島第一を挙げているのが、この本の凄いところだろう。個人的に参考になったのは、MOX燃料と使用済みMOX燃料の件だ。プルサーマル発電はプルトニウムを処分するためにやっていることだと推進派も認めるが、MOX燃料はウランとプルトニウムの混合酸化物であるため、結局はウランからプルトニウムが生成され、プルトニウムを減らすことにほとんど寄与しないのだと。2013/04/12

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