メディアファクトリー新書<br> 密室入門

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メディアファクトリー新書
密室入門

  • 著者名:有栖川有栖/安井俊夫
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • KADOKAWA(2012/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784840142205
  • NDC分類:902.3

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内容説明

ミステリ作品に欠かせない「密室」について、本格ミステリの第一人者・有栖川有栖と希代の建築家・安井俊夫が考察! 密室とは何か? 密室を実際に作ることはできるのか? 古今東西の作品を例に、論理と建築の両面から、密室の仕組みとその謎に挑む。

目次

ミステリ作家は、なぜ密室を書くのか?(有栖川有栖)
第1章 密室とはいかなるものか
第2章 密室の分類
第3章 密室を建築から考える
第4章 作家が知りたい建築事情
第5章 ミステリと建築の密接な関係
第6章 密室の未来
『密室入門』的ブックガイド
素晴らしきミステリへの誘い(安井俊夫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuki

41
推理作家と建築家が密室について語りに語った1冊。カーを参考にした密室の定義から、当時の話題作「硝子のハンマー」(貴志祐介)を参考にセキュリティの話を持ってくるなど幅広い。心理的技術的に現代は密室を作りやすい時代になってるんだろうな。それがどうミステリにフィードバックされるかはともかくとして。不動産のチラシの間取り図に死体を書き込むなんていう小学生みたいなことをしてたとか、ちょいちょい面白い話も挟まってて笑えた。2018/05/26

スター

36
 ミステリ作家と建築家が密室物のミステリについて語りつくす本。面白かった。2024/05/07

のっぱらー

35
有栖川有栖が、建築家の安井俊夫との対談を通して密室ミステリを語りつくす本作。カーばりの密室講義に始まり、最終的にはセキュリティ論にまで至る、なかなか読みどころの多い作品でした。両者オススメの密室ミステリ、意外と読んだことないものが多かったので、これからチャレンジしてみたいです。2016/07/25

gonta19

30
2011/9/7 Amazonより届く。 2013/1/17~1/20 ミステリ作家、有栖川有栖氏と建築家の安井俊夫氏の対談形式による密室談義。これまでミステリ作家の書いたものは幾つか読んだが、建築家の視点が入ったものは初めてで、密室作りには欠かせないものなので、とても興味深かった。ああ、面白い密室ものを読みたくなってきた。2013/01/20

マーム

21
ミステリー作家とミステリー好きの建築家との密室対談。家の間取り図を見ると部屋の真ん中に死体を書いてしまうという有栖川氏の職業病的行動には笑ってしまいました。有栖川氏が中学3年生のときに思いつき、江戸川乱歩賞に応募したという「鰹節の密室」は面白そうです。 巻末の『密室入門』的ガイドブックには、有栖川・安井両氏がそれぞれ3冊ずつ傑作と思うミステリをセレクトしていますが、このうち5冊も未読でしたので、是非読んでみたいです。何やかやと密室トリックのタネを明かしていますが、あの作品ね!と言えない私はまだまだ未熟者。2011/09/09

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