内容説明
裕福だが厳格な祖母と美しい母と共に重苦しい生活を送るジェーン。ある日突然、死んだと思っていた父親が現れ、暗い都会から光に満ちあふれたプリンスエドワード島を訪れることに。温かな愛に包まれる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
90
愛の物語に胸を打たれます。最初は暗さが見えたものの、すぐに明るい世界が顔を出してきました。死んだと思っていた父親に会うためにプリンス・エドワード島に訪れるジェーン。そこから広がる輝く世界。沢山の自然に囲まれ、色々な人との出会いがジェーンの心を輝かせて生き生きとした姿にしていくのが愛おしくてたまりませんでした。気持ちが輝くような魔法がプリンス・エドワード島にはあるような気がします。だからこそジェーンは本来の魅力を取り戻していったとも言えるでしょう。まさに魔法のような物語です。2016/06/28
ユメ
58
手放しで大好きな一冊。私にとって、ささやかにまたたく星々を一つ一つ拾い集めていって、ぴかぴかの銀色の月に辿り着くような物語だ。祖母の圧迫から解放され、心の望むままに人を愛し生を謳歌するジェーンを象徴するような、ランタン丘の冴え冴えとした朝。幸せだった今日が終わっても、また幸せな明日が訪れるというのはどれほど素敵なことだろう。魔法で溢れたプリンス・エドワード島に自分のいるべき場所を見出したジェーンに、今も昔も憧れている。本を閉じた後の家族三人が笑いあう余韻を求めて、私は何度でもランタン丘の明かりを目指す。2015/08/14
kagetrasama-aoi(葵・橘)
43
モンゴメリの作品の中でもとてもお気に入りの作品。村岡花子氏の翻訳本を擦り切れる程読み返し、新訳が出ると聞き狂喜乱舞して待っていたんですが。木村氏の翻訳、首を傾げる文章が多々あり、もうがっかりです。大好きな人々がこんな風に表現されるなんて苦痛です。例えば、主人公のジェーンが心の底から祈ったことが叶えられなかった場面に「神さまってろくでなしだわ。」の台詞、お嬢様育ちの少女に相応しくないと思います。全くの私見ですが。 “にんまり” 、とか “いけてる” とか、“かあわいい” とか、雰囲気ぶち壊しです‼️2024/11/23
しょこら★
32
本屋さんのダイアナを読んで、興味をもって。とっても温かいお話でした。街の大きな家に住む、ジェーン。傲慢な祖母と気弱な母… 家はあまりに楽しくない。そんな中、小さな島、まだ見ぬ父から送られてきた招待状、ーーそこから人生が変わる。たくさんの自然に囲まれて、友人に囲まれて。健康的に生き生きするジェーンがかわいい。お花の世話をしたり、お料理をしたり。女の子は少しくらいおてんばな方がいい!2015/04/01
kaizen@名古屋de朝活読書会
22
LDで丘の家のジェーンを見ました。 赤毛のアンとは雰囲気が少し違いますが,俳優の方々が,味わい深い演技で, とても親しみが持てました。原作もとても興味深く拝読しました。 DVDで発売されているかどうかわかっていません。2013/04/19
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