内容説明
幼い頃から宇宙の神秘に魅せられていた恵は、あることがきっかけで宇宙科学研究所の研究生としてはやぶさプロジェクトに関わることに。宇宙研のスタッフに刺激を受けながら、次第に恵は避け続けていた自分の問題と向き合いはじめる──。長く過酷な宇宙の旅から奇跡の帰還を果たしたはやぶさと、決してあきらめることなく支え続けたプロジェクトチームの感動の実話を描いた話題の映画を、完全ノベライズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
11
《私‐図書館》配役を頭に入れて読むと楽しい。はやぶさが、最近熊本の博物館に展示されましたが、期間が短すぎる。結局見れなかった。(><)2011/11/29
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
10
沖縄ー成田機内にて。偶然にも重なるキーワードに自分の史実と照らし合わせてしまう。2010年も思い出せと示唆されていたんだろうな。1985年、2003年5月。構想10年、制作7年。はやぶさの名、太陽電池パネル。「できない理由ではなくどうすれば出来るか」「必ず最初の一段を上る、そしてまた次に一段上ると言うことだ」2005年7月自律運航。大きな流れは正しい。微調整為るべきは私。宇宙では前進しか無い。地球の引力、そして2度目のスイングバイ。満身創痍のはやぶさ。はやぶさチームは諦めない。2014/12/27
来未
6
探査機はやぶさの開発から帰還までの物語。主人公の水沢恵は、宇宙に対する思いに気づいていく。はやぶさに関わるすべての人が、はやぶさに対する深い愛情、何とか帰還させるんだという執念。仕事の環境としては、かなり過酷に感じる。それでもやり続ける姿は、「宇宙が好き」ということが原動力になっているのではないか…はやぶさ計画は構想10年製作7年という途方もない時間を費やしていることからも関わる理由の裏付けにもなっているのではと思う。好きなことを仕事にできるわけではないが、仕事の本質は「好き」ということを改めて感じた。2020/05/03
ノラネコ生活
4
今秋映画化される作品のノベライズ版。 主人公は、川口教授ではなく広報の若い女性。 実際にあったエピソードを交えて話を進めているが、本の薄さと比例して個々のエピソードの話が尻切れトンボになっている。 はやぶさの中では重要なはずの行方不明になって発見した後の復帰方法は全く書かれていない。 冒頭の2002年時点で「のぞみ」の火星周回突入失敗が書かれているし、相模原キャンパスが最後まで宇宙研として表記されているのはおかしい。 はやぶさ関連の書籍を読んでいない人が興味を持って次の本を読んでくれることを願う。2011/09/20
kazu
4
映画「はやぶさ/HAYABUSA」のノベライズ本です。可もなく不可もなくという感じでしょうか。主人公が実在の人物をモデルとしてるのか不明ですが、アルバイト待遇とは言え、何のためにJAXAに呼ばれたのか居続けられたのかがよく分からなかったですね。色々な方の視点で語られていますが、今一つみなさんの気持ちが表現できてなかった気がします。「はやぶさ」とスタッフの動きが見えたのは、単純に良かったですけど。2011/08/28
-
- 電子書籍
- 40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーに…