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内容説明
「年休が取れない、取らせてもらえない」「残業代を払ってもらえない」「いきなり出向を言われた」こんなとき、どうしますか?会社から一方的に理不尽なことを言われたとき、そんなイザというときにあなたを守ってくれるのが労働基準法です。会社との関係で弱い立場にある「働く人」を守るために作られた法律なのです。本書は、働く人にとってとても大事な労働基準法を、身近な事例を豊富に用いながら、やさしく解説した一冊。
目次
第1章 そもそも「労働基準法」って何?―「労働者」の強い味方
第2章 まずは知っておきたい「仕事のルール」「職場のルール」―労働契約、就業規則、男女均等、労働組合など
第3章 やっぱり気になる給料の話―賃金について
第4章 労働時間は自己管理する気持ちで!―労働時間の限度
第5章 かしこい休暇の取り方―知っておきたいルール
第6章 こんなときどうする?社内で起こるさまざまな問題―配置転換、出向、懲戒処分、セクハラ
第7章 イザというとき、あなたを守ってくれる法律―労災保険、雇用保険、労使トラブル解決制度
第8章 「正社員」だけじゃない、働き方のいろいろ―派遣社員、パートタイマー、障害者、外国人労働者
第9章 「解雇」されないための法律知識
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shibacho
2
なんの気無しに手に取って読んだのですが、「とばく、風紀を乱す」ってのが従業員を解雇する正当な理由になるってのが印象的でした。この本を読んで労働組合の必要性ってのは法律の観点からよくわかりましたが、現在の労働組合は(自分の観測範囲では)御用組合しかなくて嫌になっちゃいます。そういう部分は労働組合の怠慢は労働基準法ではカバーされないというのはよくわかりました。2018/07/13
みどるん
2
誰もが接することなので法律に明るくない人でも分かりやすいように書いてある。ただこの手の法律は改正が結構あるので時代に即したモノを探して読んで脳内をアップデートしなければいけないのがつらい。2013/12/22
黒頭巾ちゃん
2
先人が勝ち取ってきた権利ですので、復習しました。 とても参考になります。辞書代わりに手元においておく必要があると思います。 例えば、“年次有給休暇の取得は、高等で会社に伝えればよい”言い換えれば、上司の承認もはんこも不要と言うことです。 他にも、減給処分の件など、従業員側に知らせてくれない内容が満載です。 必読ですよ2012/09/05
RmB
1
会社のなかであたりまえに行われていることが適法なことばかりではない。まずは法律を知ることから。2013/07/22
楽天家業
1
就労する上で絶対必須な労働基準法と労務にかかわる社会保障を、ある程度平易なレベルで網羅的に把握できる。自分がどういう契約状況で労働しているか判別付かず、いざという時に労災保険適用対象外だったり、本来なら受けられる保障や支払われるべき賃金や給付を逃さない為にも、雇用契約・労働契約について自ら勉強する必要がある。その取っ掛かりとしては十分だと思われる。知らないでは済まされない。知らないと損する類の知識である。新社会人必読。2011/09/30