SB文庫 決断なんて「1秒」あればいい

著者名：桜井章一【著】

SBクリエイティブ（2016/05発売）

• ISBN：9784797365399

内容説明

雀鬼・桜井章一が教える、たった「１秒」で最良の決断を下すための考え方!!
なぜ、君は自分で決められないのか？

１秒たりとも“迷ってなどいられない” 壮絶な代打ち（賭け）麻雀の世界。
そこで、20年間無敗の記録を残した著者が、どうすれば迷わずに物事を決められるのか、一瞬でベストの選択を導き出す考え方とは何か、を伝授する一冊。

仕事、結婚、人間関係、子育て……。

一般常識や他人の意見・顔色などをあまりにも気にするあまり、“自分で決められない”のが現代人の特徴のひとつ。
そんな様々な局面で、問題を先延ばしにしがちな読者に、最良の選択をする秘訣を教えてくれるのが本書です。
人生のあらゆる局面において迷いっぱなしのあなたに贈る、あまりにリアルで実践的なアドバイスの数々。

本書を読めば、必ず「自分で決断できる哲学」を身につけることができるでしょう。

※本作品は当文庫のための書き下ろしです。

目次

第１章　「決める」とは、どういうことか？（まっすぐ家に帰ると決めた日　「自分で決めた」ことを実行した、忘れられない男　ほか）
第２章　なぜ、君は自分で決められないのか？（得ることばかりを考えていないだろうか　プライドにしばられていないだろうか　ほか）
第３章　仕事人として決断するために（公私のバランスは「私」の部分で埋めていけ！　人間は「表裏」があって当たり前　ほか）
第４章　「決断力」のあるヤツになるために（厚化粧の人生を望むな！　成長することは、汚れること　ほか）
第５章　人生を決断するために（「決断」の人、羽生名人がやってきた　利にならない「気づき」こそ、本物だ！　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[モッタ]

★★★☆☆ 自ら決めたことに責任を持てる選択をするには準備が必要だ、ということ。

2012/07/03

[高橋 橘苑]

若い頃の自分は今思うと目的も無く流されて生きていた。たいして強くも無いのに、その頃ブームだった麻雀の月刊誌だけは熱心に読んでいた。向いてもないのにアウトローの世界に憧れて、そうだ「プロの麻雀打ちになろう」とか本気で思っていた。真のギャンブラーとは、こんな奥の深い考え方をするものなのかと感じ入ってた。色川武大氏の作品とかは確実に影響を受けたし、回り道したけどなんとか生きて来れたのも自分なりのバランス感覚を持てたからだと思う。この本では無いが、「心温かきは万能なり」桜井章一のこの言葉は本当によく思い出す。

2013/12/09

[ガイメンダイス]

決断とは準備である。準備ができていないとだめなんだなあ。準備するまもなく決断を迫られているのでアップアップの状態です。準備する時間を作らないと。

2015/03/14

[彩]

まさにタイトル通り、決断なんて1秒あればそれで足りるということを述べている。全てはそこに集約されるし、きっとこの本を読む人が既に気付いている何かしか書かれていないとも言えそうだ。しかし、既にその何かは気付いてはいても、それは世の中を生きていく中で埋もれてしまうことでもある。だからこそ、この本を読むことで何度も気付き直したい思う。動物的な反射を持ち、さらに優しく人間的であることは難しい。そのための決断もきっと1秒あれば……。

2015/03/10

[オヤジさま]

マージャンは弱いが、決断ならできる。