内容説明
世界に冠たる高級ブランド〈ハウス・オブ・コロフスキー〉。社長のアレクセイはセクシーな魅力あふれる、女泣かせのプレイボーイだ。ケイトがそんなアレクセイの秘書に抜擢されたのは、ちょっと太めで冴えない彼女となら過ちを犯さずにすむからだった。だから五年ものあいだ、ケイトは彼への密かな想いを隠しつづけてきた。ところが、アレクセイが事故にあい療養中に、事態は一変する。会社の支配権を奪おうと動きだした冷血な母ニーナに対抗するため、アレクセイが役員たちを味方につけようと一計を案じたのだ。見せかけの婚約劇を演じ、彼の私生活にまつわる悪評を返上するという。そして相手役として彼が選んだのは、なんとケイトだった！■ロシア系大富豪コロフスキー家の愛と煩悶を描いた『きらめきの一夜』と『罪な一夜』につづく物語。陰ながらボスを愛する秘書のせつない片思いは、一族の騒動のために踏みにじられて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
5
正しくは「どうしても読めなかった本」。うっかり同じものをまた買ってしまうのを防ぐための忘備録なので登録。何度も手に取ってぱらぱら部分的に目を通してはみたものの、魅力的には思えず、それどころかロマンを感じられず・・・。ヒロインに魅力が感じられないせいか、家族が可愛く思えなかったせいか、壁投げどころか、最後まで読む気がなくなってしまって、ハーレクインに手を出して初めての放棄本。自分で探して買ったのに。半年ももやもやしていたので、そんな思いをして読む本でもないだろうとやっと思い切りがつきました。この作家要注意？2014/03/20
りりか
1
ヒーローとヒロインのロマンスもさることながら、それ以上にヒーロー家族と過去が濃ゆすぎて、それに圧倒されて読み終えました。話としては十分面白いと思いますが、とにかく濃いのです…。2012/03/22
MOMO
1
アレクセイ君も、他の兄弟に負けず劣らず複雑怪奇な思考パターンの兄ちゃんだったわ。まぁ、すべての元凶は彼らの両親にあるんだけどさ・・でも、どんな思惑があろうと、子供を巻き込んじゃぁいけないわ！アレクセイ君ったら、自分がさんざん傷ついた過去があるくせに、何でこんなことをするんだか・・それはそうと、ハンガーを外すのを忘れてると嫌味を言われるほどぽっちゃりしたヒロイン、ケイトちゃんですが、肥満大国（成人の２６パーセントが肥満とか？）となったオーストラリアにおいてさえ、こう言われるってことは・・どれ位のぽっちゃり？2011/10/06
hirara
0
ドレスを着た小悪魔と同じシリーズ？わけありな４男坊のお話。複雑な家庭環境です、親元で育ったからといって、幸せじゃないという見本みたいね。事故を起こして脳に衝撃を受けたせいで過去の記憶と現在が交錯して混乱している。自分のしたこと、しなかったことをヒロインに知られたくないはずなのに暴露しちゃいます、ここで記憶がひとつに繋がったのか。繊細なのか雑なのかわからないヒーローの行動は理解できないけれど、子供の気持ちはわかりますねストレートでストライクだから大人の悩みが理解できない。その言葉はそんなに難しいのかしらね。2017/07/31
Mari
0
★★★2012/02/26
